翠は羽を以て自ら残う

ことわざ「翠は羽を以て自ら残う」の意味・読み方・異形などを解説します。

言葉翠は羽を以て自ら残う
読み方すいははねをもってみずからそこなう
意味人よりまさった力や目立つ良さは、かえって持ち主の身を苦しめ、災難を招きよせる種にもなりうるとのたとえ。
カワセミ(漢字で「翠」)は水辺にすむ小鳥で、背中が青緑色に光るきれいな羽をしている。その羽を目当てに人にねらわれ、つかまってしまう。美しく生まれたばかりに命まで危うくなる小鳥のさまを、人間に当てはめた。「以て」は「〜によって」、「残う」は「傷つける・だめにする」の意味。
中国の書物『劉子』(『劉子新論』とも呼ばれる)の、才能を包み隠すことを説いた「韜光」の章に出てくる句。才知を見せびらかす者はそのせいで身をそこなうと述べたところで、後ろに「亀は智を以て自ら害う(亀は知恵のある生き物とされたために、占いに使われて甲羅を火にかけられる)」が並べられる。孔雀や麝香を持ち出して語る孔雀は羽ゆえ人に捕らる・麝香は臍故命をとらるるも、意味のうえでは大差がない。
例文腕利きの大工として名の通った祖父は、断れない頼みを次々に抱えこんで体を壊してしまった。翠は羽を以て自ら残うを思わずにいられない。
出典『劉子』韜光
異形 翡翠は羽を以て自ら害わる(ひすいははねをもってみずからそこなわる)
場面才能・能力 / 災難に逢う
使用漢字翠 / 羽 / 以 / 自 / 残 / 翡 / 害

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