「ごまかす・とぼける」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 39 件
「ごまかす・とぼける」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全39件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
過ちを文る(あやまちをかざる)
過ちを取り繕うために、あれこれ言い訳をしてごまかそうとすること。「文る」は飾るで、取り繕うという意。
言い出しこき出し笑い出し(いいだしこきだしわらいだし)
臭いと最初に言い出した者、笑い出した者が、おならをした犯人であるということ。転じて、人から聞いたと噂話を話す人が、噂を作り出した張本人であることが多いというたとえ。
居留守を使う(いるすをつかう)
在宅していながら、出かけている体を通すこと。訪ねてきた相手に応じたくないとき、扉の内側で息を潜める。
煙幕を張る(えんまくをはる)
真意を悟られないように、曖昧な言い方をしたり、問題をすり替えたりしてごまかすこと。
お茶を濁す(おちゃをにごす)
いいかげんな処置によって、その場をごまかすこと。 茶の湯の作法を知らない者が、抹茶を適当にかきまぜて濁らせ、それらしく見せたことから。
顧みて他を言う(かえりみてたをいう)
答えに窮して、話題を逸らしたり話をはぐらかしたりすること。孟子に問い詰められた梁の恵王が、左右を顧みて、無関係な別のことを言ったという故事から。
隠すより現る(かくすよりあらわる)
伏せておこうと手を打つほど、その手つきのほうが目に留まってしまう。 伏せた事実そのものより、伏せたという事実のほうが先に広まる。
隠れたるより現るるはなし(かくれたるよりあらわるるはなし)
伏せておきたい事柄ほど、こちらの様子に出てしまう。 そもそも人目から逃がさねばならぬような振る舞いをしないことだ。
隠れ蓑にする(かくれみのにする)
正体や目的を見破られないために、代わりの何かを用いること。 「隠れ蓑」は、鬼や天狗が持つとされる蓑(衣服の上から着る雨具)で、それを身につけると姿を隠すことができることから。
仮面を被る(かめんをかぶる)
本性を隠して表に出さないこと。
嫌いは知らぬの唐名(きらいはしらぬのからな)
負け惜しみの強い人は「知らない」とは言いたくないので、「嫌い」と言ってごまかすというたとえ。「唐名」は、別名の意。
臭い物に蓋をする(くさいものにふたをする)
表に出れば具合の悪いことを、始末をつけないまま覆い隠して当座をやり過ごす。中身は残ったままなので、いずれまた漂い出す。
口を拭う(くちをぬぐう)
悪いことをしていながら素知らぬふりをすること。 また、知っていながら知らないふりをすること。 盗み食いをした後に、口の周りの汚れを拭いて素知らぬ顔をすることから。
煙に巻く(けむにまく)
見当のつかない事柄や大仰な物言いを次々に浴びせかけ、相手の頭を混乱させたまま切り上げてしまうこと。
下駄を履かせる(げたをはかせる)
物事を実際よりもよく見せたり多く見せたりすること。
巧詐は拙誠に如かず(こうさはせっせいにしかず)
巧みに偽りごまかすことは、たとえ拙くても誠意があるものには及ばないということ。
乞食の断食(こじきのだんじき)
やむを得ずしていることを、自ら行ったようにみせかけることのたとえ。 食べ物がない乞食が、断食をしていると言って平気を装うとの意から。
鯖を読む(さばをよむ)
実際より数を多く言ったり少なく言ったりしてごまかすこと。「読む」は、数えるという意。市場で鯖を数える時、早口で読んでその数をごまかしたことからといわれる。
娑婆で見た弥次郎(しゃばでみたやじろう)
知っている人間に、知らないふりをすることのたとえ。 ある僧侶が佐渡で土中入定(生きたまま土の中に入り仏になること)すると見せかけて、こっそりと抜け出して越後に渡ったところ、知り合いの弥次郎という男に声をかけられてしまった。初めのうちは知らん顔をしていたが、しらを切り通せなくなり「げにもげにもよく思い合はすれば娑婆で見た弥次郎か」と言ったという笑い話に基づくとされる。 「弥次郎」は、「弥三郎」「弥十郎」などともいう。
三味線を弾く(しゃみせんをひく)
相手の話に適当に合わせること。または、適当な嘘で話を誤魔化すこと。歌い手に合わせて三味線を演奏するという意味から。
知らぬ顔の半兵衛(しらぬかおのはんべえ)
中身を呑み込んだうえで、関わりのない者の顔つきを崩さず、こちらの問いを素通りさせる。 そういう構えをとる当人を指しても使う。
知らぬ存ぜぬ(しらぬぞんぜぬ)
自分は何一つ知らないということを主張する言葉。
尻が割れる(しりがわれる)
伏せてあった不都合が、外から見て取れるところまで出てしまう。 繕いきれずに中身がのぞいた折にいう。
空を使う(そらをつかう)
知らない振りをすること。とぼけること。または、平気で嘘を言うこと。
体を交わす(たいをかわす)
相手の非難・追及などからうまく逃れること。体の向きを変えて衝突を避ける意から。 「交わす」は「躱す」とも書く。
帳面づらを合わせる(ちょうめんづらをあわせる)
数字をいじって収入と支出が合うようにすること。
問うに落ちずに語るに落ちる(とうにおちずにかたるにおちる)
問い詰められるうちはこらえられるのに、自分の調子で語りだしたとたん、肝心なところがこぼれる。 気を張っていない場面でこそ、口はゆるむ。 「落ちる」は本当のことを吐く意。 単に「語るに落ちる」ともいう。
とかげの尻尾切り(とかげのしっぽきり)
組織の不祥事を下の立場の人に責任を押し付けて、組織や上の立場の人などに責任が及ばないようにすること。
何食わぬ顔(なにくわぬかお)
事実を知っていながら、何も知らないような顔つきをすること。またはそのような態度をとること。
抜き足すれば道付く(ぬきあしすればみちつく)
人に知られないようにすると、かえって目立つことになるということ。 音を立てないように抜き足差し足で歩くと、かえってその跡がついてしまうとの意から。
盗人の寝言(ぬすびとのねごと)
盗人が正体を隠そうとしてみても、寝言ではつい本音が出てどうしようもないということ。
馬脚を現す(ばきゃくをあらわす)
隠していたことがばれてしまうたとえ。 芝居で馬の足を演じている人が姿を見せてしまうことから。 「現す」は「露す」とも書く。
放り出しの嗅ぎ出し(ひりだしのかぎだし)
最初に臭いと騒ぎ出す者がおならをした当人であるということ。
非を飾る(ひをかざる)
しくじりを取り繕って、体裁のよい理屈を後から着せること。
屁と火事は元から騒ぐ(へとかじはもとからさわぐ)
張本人が一番最初に騒ぎ出すことが多いということのたとえ。 おならをした本人が真っ先に臭いと騒ぎ出し、火元の家の人が最初に火事だと騒ぎ出すとの意から。
屁を放って尻窄める(へをひってしりすぼめる)
やってしまったあとで、体裁だけ整えにかかる。 もう戻せない段まで来てから小手先で繕おうとする、間の悪さをいう。
耳を掩うて鐘を盗む(みみをおおうてかねをぬすむ)
良心に背くことをしながら、あえて何も考えないようにすること。また、うまく悪事を隠したつもりでも、実際はすっかり知れ渡っていること。 ある男が鐘を盗もうとしたとき、その鐘が大きいため割って運ぼうと槌(つち)で叩いたところ、周囲に大きな音が鳴り響いた。 その音が人に聞かれるのではないかと恐れた男は、愚かにも自分の耳をふさいだという故事から。 「耳を掩うて鈴を盗む」ともいう。
目を欺く(めをあざむく)
表面を取り繕ったり偽ったりして、相手をだますこと。
目を掩うて雀を捕らう(めをおおうてすずめをとらう)
浅はかな小細工で人を出し抜こうとしても、すぐに見破られるということ。 雀に気づかれまいとして、自分のほうが目をふさいで近づいたという故事から。
