「こと」で終わる故事・ことわざ・慣用句
「こと」で終わる故事・ことわざ・慣用句 — 11 件
嘘から出た実(うそからでたまこと)
嘘として言ったことが、偶然事実となること。
死ぬるばかりは真(しぬるばかりはまこと)
この世は嘘だらけだが、死だけは厳粛な事実だということ。
する事なす事(することなすこと)
その人の行いの全て。
田から行くも畦から行くも同じ事(たからいくもあぜからいくもおなじこと)
手段や方法が違っても、同じ結果になることのたとえ。 畦道から行っても田から行っても、結局行き着く所は同じということから。 「田から行くも畦から行くも同じ事」「田を行くも畦を行くも同じ」「田歩くも畔歩くも同じ」などともいう。異形の多い語。
卵の四角と女郎の誠(たまごのしかくとじょろうのまこと)
あるはずのないことのたとえ。 四角い形の卵は存在しないことから。 「卵の四角と女郎の誠(四角い形の卵が存在しないのと同じで、女郎が誠意を持つことなどない)」ともいう。
付かぬ事(つかぬこと)
それまでの話と関係のないこと。唐突なこと。 「付かぬ事を伺いますが」との形で用いることが多い。
なおのこと(なおのこと)
ある事柄に対して、さらに程度や影響が増す様子を表す言葉。 特定の条件や状況によって、元々の状況がさらに強調されたり、必然性が一層強まったりすることを意味する。 「なお」を強めた表現で、「なおさら」と同義。
一つ事は同じ事(ひとつことはおなじこと)
言い方を変えてみても、結局言っていることは同じ事だということ。わかりきっている、という気持ちを表す言葉としても使う。
人の事は我の事(ひとのことはわれのこと)
人ごとと思っている他人の不幸も、いつか自分の身におこらないとも限らないということ。
人の事より我が事(ひとのことよりわがこと)
人の世話を焼くより、まず自分の事をしっかりせよということ。
夢は逆実(ゆめはさかまこと)
夢と現実は逆になるものなので、たとえ悪い夢を見ても気にすることはないということ。 「夢は逆実」ともいう。
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