「ばら」を含む故事・ことわざ・慣用句
「ばら」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 16 件
後腹が病める(あとばらがやめる)
物事が終わったあとにも、出費がかさんだり、障害が生じたりして苦しむこと。 「後腹」は産後の腹痛のこと。 物事が落ち着いた後の出費や障害を、産後の腹痛にたとえた言葉。
ある時払いの催促なし(あるときばらいのさいそくなし)
金の都合がついた時に返せばいい、催促は一切しないという寛大な借金の返済条件をいう言葉。
茨の道(いばらのみち)
苦難の多い人生のたとえ。 茨の生えている道の意から。
聞けば聞き腹(きけばききばら)
聞かなければ知らずにすんだのに、聞いたばかりに腹立たしくなるということ。
苦あれば楽あり(くあればらくあり)
人生はいつも楽しいことばかりではなく苦しいこともある、逆に苦しいことばかりではなく楽しいこともあるということ。 「楽あれば苦あり」のあとに続けても言う。
げらげら笑いのどん腹立て(げらげらわらいのどんばらたて)
大声で笑っていたかと思うと突然腹を立てるような感情の起伏の激しい人のこと。 「どん腹立て」の「どん」は、腹を立てることを強める接頭語。 「げたげた笑いのどん腹立て」ともいう。
自腹を切る(じばらをきる)
自分が支払う必要のない経費などをあえて自分の金銭で支払うこと。
空き腹にまずい物なし(すきばらにまずいものなし)
空腹の時は、どんな食べ物でもおいしく感じるということ。 「ひもじい時にまずい物なし」「ひだるい時にまずい物なし」ともいう。
茶腹も一時(ちゃばらもいっとき)
わずかなことでも一時しのぎにはなることのたとえ。空腹の時もお茶でしばらくはしのげるということから。
ちゃんちゃんばらばら(ちゃんちゃんばらばら)
刀で斬り合う音や様子。または、けんか。乱闘。
詰め腹を切らされる(つめばらをきらされる)
責任を取ることを強いられて、辞職させられたり減俸されたりすること。 「詰め腹」は強制的に切腹させられること。
詰め腹を切らせる(つめばらをきらせる)
辞職させるなどして、強制的に責任を取らせること。 「詰め腹」は強制的に強いられる切腹のこと。
薔薇に棘あり(ばらにとげあり)
美しい薔薇に棘があるように、美しいものには人を傷つける一面があるということ。
厄介払い(やっかいばらい)
何かと人に迷惑をかけていた者や面倒なことを追い払うこと。
藪の中の荊(やぶのなかのうばら)
人は悪い仲間と交流していると、悪い人間になってしまうというたとえ。 「荊」は、いばらのこと。 藪の中のいばらは、他の草木に邪魔されて真っ直ぐには育たないとの意から。
楽あれば苦あり、苦あれば楽あり(らくあればくあり、くあればらくあり)
人生はいつも楽しいことばかりではなく苦しいこともある、逆に苦しいことばかりではなく楽しいこともあるということ。 「楽あれば苦あり」「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」とも言う。 江戸いろはがるたの一つ。
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