「わり」で終わる故事・ことわざ・慣用句
「わり」で終わる故事・ことわざ・慣用句 — 14 件
一巻の終わり(いっかんのおわり)
一巻からなる物語が終了すること、転じて死ぬこと。または、手遅れであること。 活動写真の弁士(上映の進行を説明する人)が上映の終わりに言う決まり文句。
入れ替わり立ち替わり(いれかわりたちかわり)
次から次へと絶え間なく人が現れるさま。
管鮑の交わり(かんぽうのまじわり)
お互いを理解して心から信じ合った友人付き合いのこと。中国、春秋時代の管仲と鮑叔という二人は若い時から仲が良く、終生変わらぬ友情を持ち続けたという故事から。
金石の交わり(きんせきのまじわり)
堅い友情で結ばれた、変わらない交わりのこと。 「金石」は、金と石で、きわめて堅いことのたとえ。
膠漆の交わり(こうしつのまじわり)
きわめて親しく堅い交わりのたとえ。 「膠漆」は、にかわとうるし。 にかわとうるしで塗り固めて離れられないような交わりとの意から。
口頭の交わり(こうとうのまじわり)
口先だけの交際。うわべだけの付き合い。
爾汝の交わり(じじょのまじわり)
きわめて親密な交わりのたとえ。「爾汝」は、お前・貴様の意。相手をお前・貴様と遠慮なく呼び合うような親しい交際の意から。
水魚の交わり(すいぎょのまじわり)
とても仲がよく、離れがたい交際や友情のこと。 その関係を魚と水にたとえた言葉。 三国時代、蜀の劉備が仲の良かった孔明を軍師に迎えたときに、古参の武将は不満をもらしたが、魚に水が必要なように私には孔明が必要だと言ったという故事から。
断金の交わり(だんきんのまじわり)
深い友情で結ばれた親しい交わりのこと。金を断ち切るほどに堅い交際の意から。 「断金の契り」ともいう。
貧乏難儀は時の回り(びんぼうなんぎはときのまわり)
貧乏したり苦労したりするのは、時のめぐりあわせにすぎないから悲観することはないということ。
布衣の交わり(ふいのまじわり)
身分・地位などにこだわらない親しい交際のこと。また、庶民同士の付き合いのこと。 「布衣」は昔、中国の庶民が着ていた服のことで、転じて一般庶民のこと。
刎頚の交わり(ふんけいのまじわり)
きわめて親しい交際のたとえ。 「刎頸」は首をはねること。 相手のためなら、たとえ首をはねられても後悔しないほどの交わりとの意から。 また、この交わりで結ばれた親友を「刎頸の友」という。
忘形の交わり(ぼうけいのまじわり)
容貌や地位などにとらわれない親しい交わり。
忘年の交わり(ぼうねんのまじわり)
年齢差に関係なく、親しく交際すること。
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