「いい」から始まる故事・ことわざ・慣用句一覧
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ことわざ一覧
いい後は悪い(いいあとはわるい)
いい事があった後は、とかく悪いことが起こりがちであるから、調子に乗ってはいけないということ。
言い得て妙(いいえてみょう)
的確で巧みに言い表している。
いい顔をしない(いいかおをしない)
好意的な態度を示さない。不機嫌な様子である。
言い掛かりを付ける(いいがかりをつける)
根拠のないことを言って、相手を困らせること。
言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
多少筋が通らない意見でも、たくさんしゃべる人の意見に賛同する人が増え、結局は支持されるようになるということ。つまり、黙っていては、どんな良い意見も人には伝わらないということ。
いい鴨(いいかも)
こちらの思い通りに利用できそうな人のたとえ。 猟場で格好の獲物として狙われる鴨の意から。
いい気なものだ(いいきなものだ)
他人の思惑も知らずに、当人だけが得意気に振る舞っている様子を非難めかして言った言葉。
いい気になる(いいきになる)
思いあがる。うぬぼれる。
異域の鬼となる(いいきのおにとなる)
外国で死ぬこと。「異域」は外国、「鬼」はは死者の意。
いい気味(いいきみ)
嫌いな人の失敗などを見て、痛快な気分になる様子。 「いい気味」ともいう。
いい薬になる(いいくすりになる)
辛い経験や失敗などが教訓として役に立つ、という意。
いい子になる(いいこになる)
自分だけがよく思われるように、ずるく立ち回ること。
好い線を行く(いいせんをいく)
ある程度のレベルまで、技術や能力が達しているということ。
言いたいことは明日言え(いいたいことはあすいえ)
言いたいことがあっても、すぐ口に出すのではなく、じっくりと考えてから言うほうが失言しないということ。
言い出しこき出し笑い出し(いいだしこきだしわらいだし)
臭いと最初に言い出した者、笑い出した者が、おならをした犯人であるということ。転じて、人から聞いたと噂話を話す人が、噂を作り出した張本人であることが多いというたとえ。
意到りて筆随う(いいたりてふでしたがう)
思いのままに筆が動いて文章が書けること。 自分が書く気になれば、筆がひとりでに進むとの意から。
いい面の皮(いいつらのかわ)
割に合わないことやひどい目に遭ったときに、嘲笑的に言う言葉。
いい年をして(いいとしをして)
分別ある年齢でありながら。 大人としてのふさわしくない行為を非難めかして言う言葉。
いい仲になる(いいなかになる)
男女が親密な間柄になること。
言い含める(いいふくめる)
事情や内容を理解してもらえるようにしっかりと言うこと。
「事情を―」言い含める(いいふくめる)
前もって説明して受け入れてさせること。
「明日の予定を―」いい迷惑だ(いいめいわくだ)
自分とは直接関係のないことで、迷惑をこうむること。
いい目が出る(いいめがでる)
物事が思い通りになること。運が向いてくること。 さいころ賭博(とばく)で、望み通りの目が出るということから。
いい目を見る(いいめをみる)
幸せな状態を経験すること。
いいようにする(いいようにする)
自分の思い通りに事を運ぶこと。
言い寄る(いいよる)
仲良くなろうとして異性に近付く。くどく。
「異性に―」