「灯」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 27 件
「灯」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
暗闇で明かりを失うように、頼りにしていたものを失って途方にくれることのたとえ。
命は風前の灯の如し(いのちはふうぜんのともしびのごとし)
人の命はもろく、ふとしたことで尽きてしまう。 吹きさらしに置かれた灯が、ひと息であっけなく立ち消えるのに重ねた言い方。
傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ(かさとちょうちんはもどらぬつもりでかせ)
傘と提灯は、必要な時以外は忘れがちな物だから、貸す時は返してもらえないつもりで貸せということ。
暮れぬ先の提灯(くれぬさきのちょうちん)
無用な事に手回しがよすぎて間が抜けていることのたとえ。
紅灯の巷(こうとうのちまた)
酒や色を売る店が軒を連ねる一帯をいう。 「紅灯」は客を招くために店先へ掲げた赤い灯で、その明かりが夜どおし絶えないところからいう。
長者の万灯より貧者の一灯(ちょうじゃのまんとうよりひんじゃのいっとう)
数をそろえて差し出したものより、乏しい中から割いた一つのほうが重い。 出した者にとっての痛みの分だけ、受け取る側に届く。 釈迦を迎えた阿闍世王が帰り道に灯火を並べさせたなか、居合わせた貧しい老婆がやりくりして灯した一本だけが、朝まで消えずに残っていたという。 「貧者の一灯」ともいう。
提灯で餅を搗く(ちょうちんでもちをつく)
思い通りにいかないことのたとえ。 または、年老いた男性の性事情を馬鹿にしていう言葉。
提灯に釣り鐘(ちょうちんにつりがね)
釣り合わないこと、比較にならないことのたとえ。提灯と釣り鐘は形は似ているが重さがまるで違うことから。
提灯持ち(ちょうちんもち)
人の手先になって、その人のことを褒めて回ること。また、それをする人。
提灯持ち川へはまる(ちょうちんもちかわへはまる)
人を導く役回りの者が、当人こそ真っ先につまずく。 他人の行く先にばかり目をやり、足元の危うさを見落としている。
提灯持ちは先に立て(ちょうちんもちはさきにたて)
率いる立場の者が後ろへ回っていては、任は務まらない。 自ら列の頭へ出て、進む向きを身をもって指し示せ。
提灯を持つ(ちょうちんをもつ)
ある人の手先になって、頼まれてもいないのに、その人を褒めたり宣伝したりすること。
月の前の灯(つきのまえのともしび)
立派なものに比較されて見劣りがすることのたとえ。名月の夜には灯火は目立たないことから。
月夜に提灯(つきよにちょうちん)
不必要なことのたとえ。月夜に提灯は必要ないことから。「月夜に提灯夏火鉢」と続けてもいう。
月夜に提灯も外聞(つきよにちょうちんもがいぶん)
月がこうこうと照る晩に提灯を提げて出るのは、足元のためではなく人目のためである。 役に立たないと分かっていても、世間の手前これだけは欠かせない、という事柄はあるということ。
爪に火を灯す(つめにひをともす)
非常にけちなたとえ。また、大変貧しく、倹約する暮らしのたとえ。
灯火親しむべし(とうかしたしむべし)
気候のさわやかな秋の長い夜は、明かりの下で読書するのに適しているということ。
灯心で鐘を撞く(とうしんでかねをつく)
見込みのまるでない、成り立ちようのない試み。 灯心は行灯に火をともすための細い糸。それを打ちつけたところで、鐘は音を返さない。
灯心で須弥山を引き寄せる(とうしんでしゅみせんをひきよせる)
相手があまりに大きすぎて、こちらの手には掛かりようもないこと。 須弥山は仏教で説く、世界の軸をなす巨大な山。灯心を綱の代わりにして、これを手元へ手繰ろうとする意から。
灯心で竹の根を掘る(とうしんでたけのねをほる)
一生懸命努力しても効果のないことのたとえ。 「灯心」は、灯油に浸して火をともす柔らかいひも状の芯のこと。 柔らかい灯心では、堅い竹の根を掘れるはずがないことから。
灯心に釣り鐘(とうしんにつりがね)
一方はあまりに軽く、一方はあまりに重くて、同じ秤に載せようがない間柄。 糸ほどの灯心と、鋳物の釣り鐘とを並べてみる意から。
灯台下暗し(とうだいもとくらし)
身近なことはかえってわかりにくいたとえ。「灯台」は、燭台のこと。まわりを明るくてらすが燭台のすぐ下は陰になって暗いことから。
灯明で尻を焙る(とうみょうでしりをあぶる)
やり方を誤ったために、まったく効果があがらないことのたとえ。「灯明」は、神仏に供えるともしびのこと。灯明のような弱い火で尻をあぶっても暖まることは出来ない意から。
灯滅せんとして光を増す(とうめっせんとしてひかりをます)
病人が死ぬ間際に一時的に回復したり、物事が滅びる前に一時勢いを盛り返すことのたとえ。灯火が消える直前に明るく輝くことから。
盗人の提灯持ち(ぬすびとのちょうちんもち)
悪人の手先となって、手助けをすること。「提灯持ち」は、夜道に提灯を持って先に行く人。転じて、人の手先になって、その人をほめ従う者。
風前の灯火(ふうぜんのともしび)
危険が差し迫り、危ういことのたとえ。風の吹き付ける所にある灯の意から。
闇夜の提灯(やみよのちょうちん)
とても困っているときに、頼りにできるものにめぐりあうことのたとえ。 「闇夜の灯火」ともいう。
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