「詰」を含む故事・ことわざ・慣用句
「詰」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
息が詰まる(いきがつまる)
極度の緊張で、息苦しい気分になること。
息を詰める(いきをつめる)
呼吸を抑えて、動かずにじっとしている。
缶詰になる(かんづめになる)
一定の場所に閉じ込めらること。また、その状態で仕事をさせられること。
気が詰まる(きがつまる)
その場の雰囲気などが窮屈に感じ、重苦しい気持ちになること。
根を詰める(こんをつめる)
寝る間も惜しんで、ある物事に没頭すること。
雪隠詰め(せっちんづめ)
将棋で王将を盤の隅に追い込んで詰めること。また、逃げ道のない所へ追い詰めること。
切羽詰まる(せっぱつまる)
どうすることもできない状態に追い詰められること。 「切羽」は日本刀の鍔の前後の両面に添える金属のこと。 刀の構造上、切羽が詰まることは考えにくいことから、詰まる部分は鎺(はばき)と考えられ、これが詰まると鞘から刀が抜けなくなることから。 また、もとは違う言葉が「切羽」に置き換わったともいわれる。
ちょっと嘗めたが身の詰まり(ちょっとなめたがみのつまり)
ほんのちょっとだけ、と軽い気持ちで手を出したために、どうにもならない窮地に追い込まれること。
詰まる所(つまるところ)
議論を尽くした末の結論。要するに。結局。
詰め腹を切らされる(つめばらをきらされる)
責任を取ることを強いられて、辞職させられたり減俸されたりすること。 「詰め腹」は強制的に切腹させられること。
詰め腹を切らせる(つめばらをきらせる)
辞職させるなどして、強制的に責任を取らせること。 「詰め腹」は強制的に強いられる切腹のこと。
話を詰める(はなしをつめる)
しっかりと結論が出せるところまで議論を進めること。
身で身を詰める(みでみをつめる)
自分で自分をだめにすることのたとえ。 自分で自分のからだを食べるとの意から。 「身で身を詰める」ともいう。
胸が詰まる(むねがつまる)
喜びや感動、悲しみなどを感じて、胸が苦しくなる様子。
理詰めより重詰め(りづめよりじゅうづめ)
相手を理屈で納得させようとするより、重箱に詰めたご馳走でもてなす方が事がうまく運ぶということ。