「尽」を含む故事・ことわざ・慣用句
「尽」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
愛想が尽きる(あいそうがつきる)
相手の言動や態度にあきれ果て、嫌になってしまう。また、信頼できなくなる。 「愛想」は「あいそう」とも読む。
愛想が尽きる(あいそがつきる)
相手の言動や態度にあきれ果て、嫌になってしまう。また、信頼できなくなる。 「愛想」は「あいそう」とも読む。
愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
愛情や好意がすっかりなくなり、いやになってしまうこと。
愛想を尽かす(あいそをつかす)
相手の態度や言動にあきれて、見限る。
委曲を尽くす(いきょくをつくす)
事情を詳しく明らかにすること。「委曲」は、詳しいという意。
至れり尽くせり(いたれりつくせり)
配慮が細かく行き届いていて申し分ない。
意を尽くす(いをつくす)
相手に理解してもらうために、自分の考えをすべて言い表すこと。また、わかりやすく丁寧に言うこと。
男冥利に尽きる(おとこみょうりにつきる)
男としてこれ以上の幸福はないということ。「男冥利」は男に生まれた幸せ、「尽きる」はこれ以上はないという意。
女冥利に尽きる(おんなみょうりにつきる)
女に生まれてこれ以上の幸せはないということ。
限りを尽くす(かぎりをつくす)
持てるかぎりのものを全て出し尽くすこと。
数を尽くす(かずをつくす)
あるものすべて。残らずすべて。 「数をつくして」の形で使われることが多い。
刀折れ矢尽きる(かたなおれやつきる)
物事を続けていく手段がなくなってしまうことのたとえ。 刀が折れ、矢が尽きて戦う手段がなくなってしまうとの意から。 「弓折れ矢尽きる」ともいう。
歓を尽くす(かんをつくす)
大いに楽しんだり、喜んだりすること。 「歓を極める」ともいう。
尽く書を信ずれば書なきに如かず(ことごとくしょをしんずればしょなきにしかず)
批判できる力を持たずに書物読んで、その全てを信じてしまうくらいなら、書物など読まないほうがよいということ。 どんな書物も完ぺきではないので、盲信してはいけないとの意から。
尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず(ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず)
批判できる力を持たずに書物読んで、その全てを信じてしまうくらいなら、書物など読まないほうがよいということ。 どんな書物も完ぺきではないので、盲信してはいけないとの意から。
言葉を尽くす(ことばをつくす)
聞く人が理解できるように、思いつくかぎりの言葉を使って詳しく話すこと。
人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)
出来る限りのことをして、あとは天命に任せるということ。「人事」は人間の力で出来る事柄、「天命」は天の命令の意。
善美を尽くす(ぜんびをつくす)
これ以上ないというほど美しく立派にこしらえること。「善美」は、物事が立派で美しいこと。
楽しみ尽きて悲しみ来る(たのしみつきてかなしみきたる)
楽しみが極まると、かえって悲しい思いにとらわれるようになる。楽しいことは永久に続くものではないということ。
丹精を尽くす(たんせいをつくす)
真心を込めて物事を行うこと。 「丹精」は「丹誠」とも書く。
丹誠を尽くす(たんせいをつくす)
真心を込めて物事を行うこと。 「丹精」は「丹誠」とも書く。
大尽風を吹かす(だいじんかぜをふかす)
大金持ちのようにふるまっていばる。
手を尽くす(てをつくす)
目的のために、できることを全てやってみること。
筆舌に尽くし難い(ひつぜつにつくしがたい)
文章でも言葉でも十分に表現できないということ。「筆舌」は、文章と言葉の意。
人は堯舜にあらず、何ぞ事事によく善を尽くさん(ひとはぎょうしゅんにあらず、なんぞことごとによくぜんをつくさん)
ベストを尽くす(べすとをつくす)
目的を果たすためにできる限りの努力をすること。
命運が尽きる(めいうんがつきる)
運に見放されて、これ以上存続するための手段がなくなること。
弓折れ、矢尽きる(ゆみおれ、やつきる)
物事を続けていく手段がなくなってしまうことのたとえ。 刀が折れ、矢が尽きて戦う手段がなくなってしまうとの意から。 「弓折れ矢尽きる」ともいう。