疾雷耳を掩うに及ばず
ことわざ「疾雷耳を掩うに及ばず」の意味・読み方・異形などを解説します。
疾雷耳を掩うに及ばず
しつらいみみをおおうにおよばず
| 言葉 | 疾雷耳を掩うに及ばず |
|---|---|
| 読み方 | しつらいみみをおおうにおよばず |
| 意味 | 物事がだしぬけに起こり、手を打つ余裕などとても持てないありさま。相手の動きがきわめてすばやく、こちらには防ぎようのないときにも使う。
いきなり雷がとどろくと、両手で耳をふさぐのさえ間に合わない。この場面を句にしており、「疾雷」は激しく急に鳴りひびく雷を指す。 いくさの仕方を記した中国の古典『六韜』では、好機をとらえたらためらわずに攻めかかる軍の勢いを、この雷と、目を閉じるひまもない稲妻にたとえて述べている。疾風迅雷の四字熟語とも、意味が近い。 |
| 例文 | 疾雷耳を掩うに及ばずの速攻に、相手チームは守りを固めるひまもなく二点を失った。 |
| 出典 | 『六韜』竜韜・軍勢 |
| 異形 | 疾雷、耳を掩うに及ばず(しつらい、みみをおおうにおよばず) |
| 疾雷耳を掩うに暇あらず(しつらいみみをおおうにいとまあらず) | |
| 場面 | 戦闘 / 意外性 |
| 使用語彙 | 耳 / 暇 |
| 使用漢字 | 疾 / 雷 / 耳 / 掩 / 及 / 暇 |
「疾」を含むことわざ
- 煙霞の痼疾(えんかのこしつ)
- 苦言は薬なり、甘言は疾なり(くげんはくすりなり、かんげんはやまいなり)
- 疾風に勁草を知る(しっぷうにけいそうをしる)
- 疾雷耳を掩うに及ばず(しつらいみみをおおうにおよばず)
- 心腹の疾(しんぷくのやまい)
「雷」を含むことわざ
- 朝雷に川渡りすな(あさかみなりにかわわたりすな)
- 雷が落ちる(かみなりがおちる)
- 疾雷耳を掩うに及ばず(しつらいみみをおおうにおよばず)
- 地震、雷、火事、親父(じしん、かみなり、かじ、おやじ)
- 北国の雷(ほっこくのかみなり)
- 雷同(らいどう)
「耳」を含むことわざ
- 後ろの目、壁に耳(うしろのめ、かべにみみ)
- 馬の耳に風(うまのみみにかぜ)
- 馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
- 牆に耳あり(かきにみみあり)
- 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり)
- 聞き耳を立てる(ききみみをたてる)
- 聞く耳を持たない(きくみみをもたない)
- 牛耳を執る(ぎゅうじをとる)
- 賢者は長い耳と短い舌を持つ(けんじゃはながいみみとみじかいしたをもつ)
- 口耳の学(こうじのがく)
「掩」を含むことわざ
- 疾雷耳を掩うに及ばず(しつらいみみをおおうにおよばず)
- 耳を掩うて鐘を盗む(みみをおおうてかねをぬすむ)
- 目を掩うて雀を捕らう(めをおおうてすずめをとらう)
「及」を含むことわざ
- 朝夕べに及ばず(あしたゆうべにおよばず)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 言うに及ばず(いうにおよばず)
- 一議に及ばず(いちぎにおよばず)
- 一二に及ばず(いちににおよばず)
- 一戦に及ぶ(いっせんにおよぶ)
- 溺るるに及んで船を呼ぶ(おぼるるにおよんでふねをよぶ)
- 及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)
- 及び腰になる(およびごしになる)
- 及びも付かない(およびもつかない)
