千人の指さす所病なくして死す

ことわざ「千人の指さす所病なくして死す」の意味・読み方を解説します。

言葉千人の指さす所病なくして死す
読み方せんにんのゆびさすところやまいなくしてしす
意味大勢の人から憎まれ、非難の的になった者は、体に悪いところがなくても、やがて命を落とす。人の恨みを招くふるまいを避けるように説く言葉。
「千人」は千という数そのものではなく、多くの人を表す。「指さす所」は、みんなが指を向けて悪く言う相手のこと。
前漢の歴史書『漢書』の王嘉伝に、世間で言われる言葉として「千人所指、無病而死」とある。宰相の王嘉が、皇帝が特別に目をかけた董賢(とうけん)の領地をさらに広げようとする動きをいさめた文の中で、人々がみな董賢を恨んでいると述べたうえで引いた。悪口や非難が人を追いつめる点で、積毀骨を銷すや衆口、金を鑠かすと通じる。
例文町じゅうの反感を買っていた社長が、病気でもないのに心労で倒れたと聞き、千人の指さす所病なくして死すの一句が頭をよぎった。
出典『漢書』王嘉伝
場面戒めの言葉 / 恨み
使用漢字千 / 人 / 指 / 所 / 病 / 死

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