「無愛想」に関連する故事・ことわざ・慣用句一覧
「無愛想」に関連する故事・ことわざ・慣用句の一覧です。
嚙んで吐き出すよう(かんではきだすよう)
怒りや不快な気持ちを抑えきれず、無愛想にものをいう様子のたとえ。
木で鼻をくくる(きではなをくくる)
無愛想に応対するたとえ。冷淡にあしらうたとえ。 「くくる」は、こするという意の「こくる」が変化したもの。 略して「木で鼻」ともいう。
けんもほろろ(けんもほろろ)
人の頼みや相談にまったく取り合わず冷たく断る様子。「けん」も「ほろろ」も雉の鳴き声で、無愛想に聞こえることから。
外愛嬌の内そんぶり(そとあいきょうのうちそんぶり)
外では愛嬌を振りまいているが、家では無愛想な人のこと。「そんぶり」は、無愛想の意。
とりつく島もない(とりつくしまもない)
頼りとしてすがる所がまったくないということ。また、相手が冷たく、そっけない態度なので話にもならないこと。海に出て、立ち寄れるような島が見つからないということから。
鰾膠もない(にべもない)
まるで愛想がないこと。 「鰾膠」はニベ科の海魚などの浮き袋から作る強い粘着力のある膠(にかわ)のことで、その粘着力がないことから。
朴念仁(ぼくねんじん)
無口で愛想のない人。また、道理のわからない人のこと。