鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がすとは
鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす
なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす
言葉 | 鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす |
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読み方 | なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす |
意味 | 態度に出す者よりも態度に出さない者のほうが、心の中に切実な思いを秘めているというたとえ。
激しく鳴く蝉よりも、鳴くことのない蛍のほうが強い思いを秘めていて、その思いから身を焦がすように光っているとの意から。 単に「鳴かぬ蛍が身を焦がす」ともいう。 |
異形 | 鳴かぬ蛍が身を焦がす(なかぬほたるがみをこがす) |
使用語彙 | 蛍 / 身 / 焦がす |
使用漢字 | 鳴 / 蝉 / 蛍 / 身 / 焦 |
「鳴」を含むことわざ
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 今鳴いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 鶯鳴かせたこともある(うぐいすなかせたこともある)
- 打たねば鳴らぬ(うたねばならぬ)
- 腕が鳴る(うでがなる)
- 腕を鳴らす(うでをならす)
- 嬉しい悲鳴(うれしいひめい)
- 枝を鳴らさず(えだをならさず)
- 蚊の鳴くような声(かのなくようなこえ)
- 烏の鳴かない日はあっても(からすのなかないひはあっても)
「蝉」を含むことわざ
- 鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす(なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす)
「蛍」を含むことわざ
- 蛍雪(けいせつ)
- 蛍雪の功(けいせつのこう)
- 鳴かぬ蛍が身を焦がす(なかぬほたるがみをこがす)
- 鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす(なくせみよりもなかぬほたるがみをこがす)
「身」を含むことわざ
- 垢も身のうち(あかもみのうち)
- 悪事、身にかえる(あくじ、みにかえる)
- 悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)
- 明日は我が身(あすはわがみ)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)
- 生き身は死に身(いきみはしにみ)
- 一朝の怒りにその身を忘る(いっちょうのいかりにそのみをわする)
- 憂き身をやつす(うきみをやつす)
- 易者、身の上知らず(えきしゃ、みのうえしらず)