「つぶ」を含む故事・ことわざ・慣用句
「つぶ」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 26 件
足の裏の米粒をこそげる(あしのうらのこめつぶをこそげる)
ひどくけちなことのたとえ。「こそげる」は削り取る意で、踏んで足の裏についた米粒を削り取って食べるということから。不意に足もとから鳥が飛び立ちびっくりさせられることから。
粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
粟一粒の収穫には、農民の汗一粒が流されているという農家の苦労をいう言葉。
暗夜の礫(あんやのつぶて)
暗い夜に飛んでくる小石のことから、不意に受ける防ぎようのない襲撃のこと。また、思ってもみないこと、あてずっぽうなことについてもいう。
女三人あれば身代が潰れる(おんなさんにんあればしんだいがつぶれる)
娘が三人いると、嫁入り支度で財産がなくなってしまうということ。
顔が潰れる(かおがつぶれる)
その人の名誉が傷つけられることのたとえ。
顔を潰す(かおをつぶす)
相手の面目や名誉を傷つけて、恥をかかせること。
肝を潰す(きもをつぶす)
非常に驚く。びっくりする。
声が潰れる(こえがつぶれる)
大きな声を出すなどして、声がかすれたり出なくなったりすること。
小言八百愚痴千粒(こごとはっぴゃくぐちせんつぶ)
ささいな小言や愚痴など、言っても仕方がないことを延々と言う人のことを評した言葉。
山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
体は小さくても、激しい気性と優れた才能を持ち、侮り難い存在のたとえ。山椒の実は小粒ながら、激しい辛味を持つことから。「山椒」は、本来「さんしょう」という。
身上を潰す(しんしょうをつぶす)
持っている財産の全てを使い果たすこと。
粒が揃う(つぶがそろう)
集まっている人や物がどれもすぐれている様子。
潰しが効く(つぶしがきく)
それまでの仕事を辞めても、別の仕事で働くことができる能力があること。 金属製品を溶かすと再利用できるとの意から。
梨の礫(なしのつぶて)
連絡しても返事のないこと。「梨」は、「無し」に掛けた言葉。「礫」は、投げつけた小石。投げつけた小石は決して返ってこないことから。
苦虫を噛み潰したよう(にがむしをかみつぶしたよう)
ひどく苦々しい表情のたとえ。「苦虫」は、噛めばさぞかし苦いだろうと想像される虫のこと。
一粒の麦(ひとつぶのむぎ)
人々を幸福にするために、自ら進んで犠牲になる人のたとえ。また、その行為のこと。一粒の麦が地に落ちることによって多くの実を結び、永遠の命を得ると説いたキリストの言葉から。
暇を潰す(ひまをつぶす)
空いている時間を、何か別のことをして過ごすこと。
方位家の家潰し(ほういかのいえつぶし)
方角の吉凶を気にしすぎると身動きがとれなくなり、ついには家をつぶす結果になるということ。
娘三人持てば身代潰す(むすめさんにんもてばしんだいつぶす)
娘を三人持てば、その嫁入り支度で財産がなくなるということ。
胸が潰れる(むねがつぶれる)
ひどく驚き悲しんで、胸がしめつけられる様子。
飯粒で鯛を釣る(めしつぶでたいをつる)
わずかな元手や労力で大きな利益を得るたとえ。 略して「[[海老鯛(えびたい)*https://kokugo.jitenon.jp/word/p56920]]」ともいう。 また、「蝦蛄(しゃこ)で鯛を釣る」「雑魚(ざこ)で鯛を釣る」「飯粒(めしつぶ)で鯛を釣る」「麦飯(むぎめし・むぎいい)で鯉を釣る」「鼻糞で鯛を釣る」などともいう。
目を瞑る(めをつぶる)
非難したり責めたりせず、見て見ぬふりをすること。
面目が潰れる(めんぼくがつぶれる)
その人の名誉がひどく傷つくこと。
面目丸潰れ(めんぼくまるつぶれ)
名誉や体面などがひどく傷付けられるさま。
面目を潰す(めんぼくをつぶす)
名誉をひどく傷付けられること。世間からの評判を落とすこと。
闇夜の礫(やみよのつぶて)
暗闇で鉄砲を撃つということから、あてずっぽうに事を行うことのたとえ。また、やっても効果のないことのたとえ。また、まぐれで当たることについてもいう。 「闇夜に鉄砲」「闇の夜に鉄砲」「闇夜の礫」ともいう。
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