「丸」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 20 件
「丸」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
頭を丸める(あたまをまるめる)
髪の毛を剃って、丸坊主にする。転じて、出家すること。
居候角な座敷を丸く掃き(いそうろうかくなざしきをまるくはき)
他人の家に住まわせてもらっている居候は、とかく横着で、どんなことにも身を入れずにいいかげんに済ませがちだということ。 居候が座敷を掃除するときに、角ばった部屋の隅まで箒を届かせず、中ほどを輪を描くように掃くだけで終わりにする様子をよんだ川柳から出た言葉。 隅を残して丸く掃くという言い方は[[四角な座敷を丸く掃く*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/510.php]]にも見られるが、あちらは居候に限らず、物事の手抜きを広くいう。居候の暮らしぶりをよんだ川柳には[[居候、三杯目にはそっと出し*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2469.php]]もある。
一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
女性の顔立ちで、一番良いのはやや細長く白い瓜実顔、二番目は愛嬌のある丸顔だということ。その後に「三平顔に四長顔、五まで下がった馬面顔」と続く。
打って一丸となる(うっていちがんとなる)
すべての関係者が心を一つにして事に当たる。一致団結する。
親方日の丸(おやかたひのまる)
国家が後ろ盾になっている官庁や公営企業などは、倒産の心配もなく利益を図る必要もないだろうと、公務員の気楽さを皮肉っていうことば。
甘草の丸呑み(かんぞうのまるのみ)
物事をうわべだけで受け取り、底にひそむ本当の意味をじっくり考えずに片づける態度のたとえ。 甘草は根に甘みがあり、昔から甘味料や薬に使われてきた草。せっかくの甘い根も、かまずに丸ごと飲みこめば、舌の上で甘さを確かめる間もなく、のどを通り過ぎてしまうからという。 甘草を胡椒に置きかえた[[胡椒の丸呑み*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3084.php]]も、たとえの筋道は同じである。
胡椒の丸呑み(こしょうのまるのみ)
表面だけを見て、物事の本質を理解しないことのたとえ。 胡椒をかみ砕かずに丸呑みしても、味は分からないことから。
四角な座敷を丸く掃く(しかくなざしきをまるくはく)
人目につく真ん中だけを整えて、端のほうは手つかずのまま残しておく。行き届かせる手間を惜しんだ仕事ぶりをいう。 この掃き方を居候の横着ぶりに重ねた川柳に[[居候角な座敷を丸く掃き*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8787.php]]がある。
上戸めでたや丸裸(じょうごめでたやまるはだか)
酒飲みはいい気分で酒を飲んで、全財産を酒に使い果たしてしまう者が多いということ。 「上戸かわいや丸裸」ともいう。
弾丸黒子の地(だんがんこくしのち)
ごくわずかな広さしかない土地をいう言葉。 「弾丸」ははじき弓で射出す小さなたま、「黒子」は肌のほくろ。いずれもごく小さなものの代表として並べたもの。
鼻糞丸めて万金丹(はなくそまるめてまんきんたん)
薬の原料は案外つまらないものが多いということ。また、効き目がないことをあざけっていう言葉。 子どもが鼻糞を丸めたりしている時に、はやしたてる言葉としても使われる。 「万金丹」は、気つけや解毒などに使われる丸薬。
本丸から火を出す(ほんまるからひをだす)
内部から崩れて自滅することのたとえ。「本丸」は、城の中心部で、そこから火事を出すということから。
坊主丸儲け(ぼうずまるもうけ)
仕入れも道具も要らない仕事は、入ってきた分がそっくり手元に残る。汗をかかずに得をしている、と横から皮肉る言い方。
丸い卵も切りようで四角(まるいたまごもきりようでしかく)
同じ事がらでも、進め方や言葉の選び方ひとつで、穏やかにまとまりもすれば、もめごとの種にもなる。丸い卵でも、包丁の入れ方しだいでは四角い形に切り分けられるところから言う。「物も言いようで角が立つ」を後ろに付けて言うこともある。
丸く収まる(まるくおさまる)
角の立たない形で片がつき、どちらの顔もつぶれずに終わる。 もめごとの後にしこりが残らなかったときの言い方。
丸くとも一角あれや人心(まるくともひとかどあれやひとごころ)
人づきあいでは穏やかで角のない性格が好まれる。とはいえ、それ一つでは頼りなく、大事なときには自分の考えを曲げない芯の強さも持ち合わせるのが望ましいと説いている。「一角」は、ここでは人柄の中の角ばった部分をいう。「あまりまろきは転び易きぞ」を後ろに付けて言うこともある。
丸くなる(まるくなる)
かどが取れて、穏やかな人柄になること。
丸裸になる(まるはだかになる)
まず衣服を脱ぐこと。 そこから、体裁を繕うのをやめて構えずに向き合う意にも、蓄えも住まいも手放して何一つ残らなくなる意にもなる。 後者は積み上げてきたものを失った側を指し、そこから始める意ではない。
目を丸くする(めをまるくする)
ある出来事に驚いて、目をおおきく見開くこと。
面目丸潰れ(めんぼくまるつぶれ)
名誉や体面などがひどく傷付けられるさま。
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