「然」を含む故事・ことわざ・慣用句
「然」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然(おおやといえばおやもどうぜん、たなこといえばこもどうぜん)
借家人にとって家主は親と同様の存在であり、家主にとって借家人は我が子同様の存在だということ。「店子」は、借家人の意。昔の大家と店子の関係をいった言葉。
間然する所がない(かんぜんするところがない)
非難すべき欠点がまったくないこと。 「間然」は、非難・批判すること。
間然するところなし(かんぜんするところなし)
非難すべき欠点がまったくないこと。 「間然」は、非難・批判すること。
浩然の気(こうぜんのき)
浩然の気を養う(こうぜんのきをやしなう)
物事にとらわれない、のびのびとした気持ちをつちかうこと。「浩然の気」は、天地にみなぎっている正しくておおらかな気のこと。
公然の秘密(こうぜんのひみつ)
表向きは秘密とされているが、実際には広く世間に知れ渡っていること。 「公然」は誰もが知っているということ。
然もあらばあれ(さもあらばあれ)
なるようにまかせるしかないこと。どうにでもなれ。ままよ。 「遮莫」とも書く。
自然に帰れ(しぜんにかえれ)
社会の因襲による悪影響から逃れ、人間本来の自然の状態に帰れということ。フランスの啓蒙思想家・小説家ジャン・ジャック・ルソーの言葉。
然諾を重んずる(ぜんだくをおもんずる)
いったん引き受けた以上は、約束を守って必ず実行するということ。「然諾」は、よしと承諾すること。
理の当然(りのとうぜん)
理屈から考えて、当たり前のこと。