鬼の閉てたる石の戸も情けに開く
ことわざ「鬼の閉てたる石の戸も情けに開く」の意味・読み方を解説します。
鬼の閉てたる石の戸も情けに開く
おにのたてたるいしのともなさけにあく
| 言葉 | 鬼の閉てたる石の戸も情けに開く |
|---|---|
| 読み方 | おにのたてたるいしのともなさけにあく |
| 意味 | どれほど心をかたく閉じて人を寄せつけない相手でも、まごころをこめて温かく接していけば、やがて気持ちが少しずつやわらいで、閉じていた心をこちらに開く、ということ。
情けを知らない鬼が閉めた石の戸でさえ、人の思いやりにふれれば開く、とした言い方から。 冷たい人の心が動く場面を言う言葉として、ほかに「鬼の目にも涙」がある。 |
| 例文 | 取りつく島もなかった隣の家の人も、母が毎朝あいさつを続けるうちに笑顔で返事をくれるまでに変わった。鬼の閉てたる石の戸も情けに開くを見る思いだった。 |
| 場面 | 思いやり / 鬼 |
| 使用漢字 | 鬼 / 閉 / 石 / 戸 / 情 / 開 |
「鬼」を含むことわざ
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- 天の邪鬼(あまのじゃく)
- 異域の鬼となる(いいきのおにとなる)
- 恐れ入谷の鬼子母神(おそれいりやのきしもじん)
- 鬼が住むか蛇が住むか(おにがすむかじゃがすむか)
- 鬼が出るか蛇が出るか(おにがでるかじゃがでるか)
- 鬼が笑う(おにがわらう)
- 鬼瓦にも化粧(おにがわらにもけしょう)
- 鬼に金棒(おににかなぼう)
- 鬼に瘤を取られる(おににこぶをとられる)
「閉」を含むことわざ
- 殻に閉じ籠もる(からにとじこもる)
- 口は閉じておけ、目は開けておけ(くちはとじておけ、めはあけておけ)
- 口を閉ざす(くちをとざす)
- 沈魚落雁、閉月羞花(ちんぎょらくがん、へいげつしゅうか)
- 幕を閉じる(まくをとじる)
- 店を閉める(みせをしめる)
「石」を含むことわざ
- 朝寝八石の損(あさねはちこくのそん)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 石、玉をつつみて山輝く(いし、たまをつつみてやまかがやく)
- 石臼を箸に刺す(いしうすをはしにさす)
- 石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
- 石地蔵に蜂(いしじぞうにはち)
- 石で手を詰める(いしでてをつめる)
- 石に齧りついても(いしにかじりついても)
- 石に裃(いしにかみしも)
- 石に灸(いしにきゅう)
「戸」を含むことわざ
- 井戸から火の出たよう(いどからひのでたよう)
- 井戸の端の童(いどのはたのわらべ)
- 江戸中の白壁は皆旦那(えどじゅうのしらかべはみなだんな)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 江戸の敵を長崎で討つ(えどのかたきをながさきでうつ)
- 江戸は諸国の入り込み(えどはしょこくのいりごみ)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- 江戸べらぼうに京どすえ(えどべらぼうにきょうどすえ)
「情」を含むことわざ
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- 一死一生乃ち交情を知る(いっしいっせいすなわちこうじょうをしる)
- 今の情けは後の仇(いまのなさけはのちのあだ)
- 恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
- 歓楽極まりて哀情多し(かんらくきわまりてあいじょうおおし)
- 昨日の情今日の仇(きのうのじょうきょうのあだ)
- 今日の情けは明日の仇(きょうのなさけはあすのあだ)
- 情が移る(じょうがうつる)
- 情が深い(じょうがふかい)
