海棠の雨に濡れたる風情
ことわざ「海棠の雨に濡れたる風情」の意味・読み方・異形などを解説します。
海棠の雨に濡れたる風情
かいどうのあめにぬれたるふぜい
| 言葉 | 海棠の雨に濡れたる風情 |
|---|---|
| 読み方 | かいどうのあめにぬれたるふぜい |
| 意味 | 美しい女性が、悲しみや心配ごとのために力なく肩を落とし、うなだれる姿を表すたとえ。弱々しく沈んだ姿にも、いじらしい美しさがあるという含みをもつ。
「海棠」は春に桃色の花をつける木で、花は長い柄の先から下を向いて咲く。その花が雨にぬれて重そうにうなだれる様子を、沈んだ美人の姿に見立てた言葉。 海棠の花は昔から美しい女性にたとえられ、唐の玄宗皇帝が酔いの残る楊貴妃を海棠の花に見立てた話による「海棠の睡り未だ足らず」も、同じ花を用いた表現である。 |
| 例文 | 恋人に別れを告げられた姉は、目を赤くしてうつむき、まさに海棠の雨に濡れたる風情であった。 |
| 異形 | 海棠の雨を帯びたる風情(かいどうのあめをおびたるふぜい) |
| 場面 | 美人・美女 / 元気がなくなる |
| 使用漢字 | 海 / 棠 / 雨 / 濡 / 風 / 情 / 帯 |
「海」を含むことわざ
- 青海苔の答礼に太太神楽を打つ(あおのりのとうれいにだいだいかぐらをうつ)
- 海驢の番(あしかのばん)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 海魚腹から川魚背から(うみうおはらからかわうおせから)
- 海に千年山に千年(うみにせんねんやまにせんねん)
- 海の事は漁師に問え(うみのことはりょうしにとえ)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 海も見えぬに船用意(うみもみえぬにふねようい)
- 嬰児の貝を以て巨海を測る(えいじのかいをもってきょかいをはかる)
「棠」を含むことわざ
- 海棠の雨に濡れたる風情(かいどうのあめにぬれたるふぜい)
- 海棠の睡り未だ足らず(かいどうのねむりいまだたらず)
「雨」を含むことわざ
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 朝雨馬に鞍置け(あさあめうまにくらおけ)
- 朝雨に傘要らず(あさあめにかさいらず)
- 朝雨は女の腕まくり(あさあめはおんなのうでまくり)
- 朝虹は雨、夕虹は晴れ(あさにじはあめ、ゆうにじははれ)
- 朝焼けは雨、夕焼けは晴れ(あさやけはあめ、ゆうやけははれ)
- 雨栗日柿(あまぐりひがき)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 雨夜の月(あまよのつき)
「濡」を含むことわざ
- 頭の濡れぬ思案(あたまのぬれぬしあん)
- 雨に濡れて露恐ろしからず(あめにぬれてつゆおそろしからず)
- 魚を争う者は濡る(うおをあらそうものはぬる)
- 敵の家でも口を濡らせ(かたきのいえでもくちをぬらせ)
- 烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ)
- 狐、その尾を濡らす(きつね、そのおをぬらす)
- 口を濡らす(くちをぬらす)
- 手を濡らさず(てをぬらさず)
- 濡れ紙を剝がすよう(ぬれがみをはがすよう)
- 濡れ衣を着せられる(ぬれぎぬをきせられる)
「風」を含むことわざ
- 秋風が立つ(あきかぜがたつ)
- 秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む(あきかぜとふうふげんかはひがいりゃやむ)
- 商人と屏風は直ぐには立たぬ(あきんどとびょうぶはすぐにはたたぬ)
- 朝風呂丹前長火鉢(あさぶろたんぜんながひばち)
- 明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
- あったら口に風邪をひかす(あったらくちにかぜをひかす)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 雨塊を破らず、風枝を鳴らさず(あめつちくれをやぶらず、かぜえだをならさず)
- 雨に沐い風に櫛る(あめにかみあらいかぜにくしけずる)
「情」を含むことわざ
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- 一死一生乃ち交情を知る(いっしいっせいすなわちこうじょうをしる)
- 今の情けは後の仇(いまのなさけはのちのあだ)
- 鬼の閉てたる石の戸も情けに開く(おにのたてたるいしのともなさけにあく)
- 恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
- 歓楽極まりて哀情多し(かんらくきわまりてあいじょうおおし)
- 昨日の情今日の仇(きのうのじょうきょうのあだ)
- 今日の情けは明日の仇(きょうのなさけはあすのあだ)
- 情が移る(じょうがうつる)
