牛蹄の涔には尺の鯉無し
ことわざ「牛蹄の涔には尺の鯉無し」の意味・読み方を解説します。
牛蹄の涔には尺の鯉無し
ぎゅうていのしんにはせきのこいなし
| 言葉 | 牛蹄の涔には尺の鯉無し |
|---|---|
| 読み方 | ぎゅうていのしんにはせきのこいなし |
| 意味 | 器の大きな人物でも、せまく小さな持ち場に押しこめられていると、その腕前を十分にふるえずに終わるというたとえ。
牛のひづめの跡にたまったわずかな水には、一尺(約三十センチ)にもなる大きな鯉は住みようがない。人の場合も同じだと見る言葉で、「涔」は水たまりを指す。 「牛蹄」は「牛蹏」と記すこともある。大魚は小池に棲まずも、ほぼ同じ趣旨を言う。 |
| 例文 | 牛蹄の涔には尺の鯉無しで、あれほどの才能を小さな部署に閉じこめておくのは惜しい。 |
| 出典 | 『淮南子』俶真訓 |
| 場面 | 才能・能力 / 魚 / 大人物 |
| 使用漢字 | 牛 / 蹄 / 涔 / 尺 / 鯉 / 無 |
「牛」を含むことわざ
- 商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛売って牛にならず(うしうってうしにならず)
- 牛追い牛に追われる(うしおいうしにおわれる)
- 牛つかむばかりの暗がり(うしつかむばかりのくらがり)
- 牛に経文(うしにきょうもん)
- 牛に対して琴を弾ず(うしにたいしてことをだんず)
- 牛に乗って牛を尋ねる(うしにのってうしをたずねる)
- 牛に引かれて善光寺参り(うしにひかれてぜんこうじまいり)
- 牛にも馬にも踏まれず(うしにもうまにもふまれず)
「蹄」を含むことわざ
- 牛蹄の涔には尺の鯉無し(ぎゅうていのしんにはせきのこいなし)
「涔」を含むことわざ
- 牛蹄の涔には尺の鯉無し(ぎゅうていのしんにはせきのこいなし)
「尺」を含むことわざ
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 一寸延びれば尺(いっすんのびればしゃく)
- 杞梓連抱にして数尺の朽有るも良工は棄てず(きしれんぽうにしてすうせきのくちあるもりょうこうはすてず)
- 九尺二間に戸が一枚(くしゃくにけんにとがいちまい)
- 虚無僧に尺八(こむそうにしゃくはち)
- 三尺下がって師の影を踏まず(さんじゃくさがってしのかげをふまず)
- 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす)
- 咫尺(しせき)
- 咫尺を弁ぜず(しせきをべんぜず)
- 尺も短き所あり、寸も長き所あり(しゃくもみじかきところあり、すんもながきところあり)
「鯉」を含むことわざ
- 生け簀の鯉(いけすのこい)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)
- 鯉口を切る(こいぐちをきる)
- 鯉の滝登り(こいのたきのぼり)
- 鯉の一跳ね(こいのひとはね)
- 五月の鯉で口ばかり(さつきのこいでくちばかり)
- 五月の鯉の吹き流し(さつきのこいのふきながし)
- 俎上の鯉(そじょうのこい)
- 麦飯で鯉を釣る(むぎめしでこいをつる)
「無」を含むことわざ
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 網無くして淵にのぞむな(あみなくしてふちにのぞむな)
- 怪しきを見て怪しまざれば怪しき事無し(あやしきをみてあやしまざればあやしきことなし)
- 有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金(ありそうでないのがかね、なさそうであるのがしゃっきん)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 家に無くてならぬものは上がり框と女房(いえになくてならぬものはあがりがまちとにょうぼう)
