「手」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 144 件
「手」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全144件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
抵抗する力のないものを打ち負かす。また、容易に行えることのたとえ。 「赤子の腕を捩じる」ともいう。
開けて悔しき玉手箱(あけてくやしきたまてばこ)
期待がはずれてがっかりすること。浦島太郎が竜宮城から持ち帰った玉手箱を開けたとたん、白い煙が出てあっという間に年をとってしまったという浦島太郎の伝説から。
足手纏い(あしでまとい)
手足にまとわりついて自由な動きを妨げるように、進行や仕事の妨げとなり、手助けどころか負担になること。また、そのような存在。 「あしてまとい」ともいう。
ある手からこぼれる(あるてからこぼれる)
たくさん抱えている側からは、意図しなくても外へ落ちていく。施すつもりがなくとも、近くにいる者はその分け前にあずかる。
一挙手一投足(いっきょしゅいっとうそく)
わずかな労力のこと。また、細かい一つ一つの動作や行動のこと。 一度手を挙げ、一度足を動かすとの意から。
大河を手で堰く(おおかわをてでせく)
無謀で不可能なことをするたとえ。大きな川を手で堰き止めようとするということから。
大手を振って(おおでをふって)
何の遠慮も気兼ねもなく、堂々と。
お手上げ(おてあげ)
解決する方法がなく、どうにもならないさま。 両手をあげて降参の意思を示すとの意から。
お手の物(おてのもの)
たやすく出来るもの。得意とするもの。 自分の手中にした物との意から。
飼い犬に手を嚙まれる(かいいぬにてをかまれる)
日頃から特別に目をかけていた者や信用していた者に裏切られることのたとえ。 「嚙」は「噛」とも書く。
片手で錐は揉まれぬ(かたてできりはもまれぬ)
物事を成し遂げるためには、力を合わせることが大事だということ。 穴をあけるための錐は片手では揉むことができないとの意から。
痒い所に手が届く(かゆいところにてがとどく)
細かい点まで心配りが行き届いて、気が利いていることのたとえ。
客人一杯手八杯(きゃくじんいっぱいてはちはい)
客に酒を一杯すすめる間に、主人が手酌で酒を八杯飲むということ。酒好きの人が客にかこつけて酒を飲むことにもいう。
口が動けば手が止む(くちがうごけばてがやむ)
話に夢中になると、仕事をする手先がおろそかになるということ。
口叩きの手足らず(くちたたきのてたらず)
おしゃべりは達者だが、仕事はさっぱりできないこと。
口も八丁、手も八丁(くちもはっちょう、てもはっちょう)
しゃべることも腕前も達者なこと。 「八丁」は巧み、達者であること。 単に「手も八丁」とも、また「口八丁手八丁」「手八丁口八丁」ともいう。
五指のこもごも弾くは捲手の一挃に若かず(ごしのこもごもはじくはけんしゅのいっちつにしかず)
ばらばらな個々の力は、団結した力には及ばないことのたとえ。 五本の指をばらばらにはじく力は、握りこぶしで叩いた一撃には及ばないとの意から。
左右の手を失うが如し(さゆうのてをうしなうがごとし)
まるで両方の手を同時に失ったかのように、最も信頼していたものを失って落ち込むこと。
塩を売っても手を嘗めろ(しおをうってもてをなめろ)
塩を売る商人が、手に付いた塩も無駄にせず嘗めるように、細かな事にも注意して、無駄のないように気をつけよという戒めの言葉。
塩を売れば手が鹹くなる(しおをうればてがからくなる)
仕事の癖や習慣は、いつの間にか身について、生まれつきのようになっているというたとえ。毎日塩を売っていれば、自然と手が鹹くなっているということから。
手足を措く所なし(しゅそくをおくところなし)
安心して身を置く所がないということ。また、不安でたまらないこと。
手中に収める(しゅちゅうにおさめる)
望んでいたものを自分のものにすること。 「掌中に収める」ともいう。
西瓜は土で作れ南瓜は手で作れ(すいかはつちでつくれかぼちゃはてでつくれ)
西瓜を作るときは肥料と土壌が大事で、南瓜を作るときは念入りに手入れすることが大事ということ。作物の上手な作り方をいった言葉。
袖から手を出すも嫌い(そでからてをだすもきらい)
並外れて物惜しみをする人のたとえ。 財布を開くどころか、袖口から手を見せることさえ渋るという意から。
大海を手で塞ぐ(たいかいをてでふさぐ)
どうやっても出来るはずのない不可能なことをしようとすることのたとえ。 大海の水を手で堰き止めようとするとの意から。
宝の山に入りながら手を空しくして帰る(たからのやまにいりながらてをむなしくしてかえる)
よい機会に恵まれながら、結局何の利益も得られないで終わることのたとえ。
近火で手を焙る(ちかびでてをあぶる)
目の前の小さな利益を追うたとえ。とりあえず身近にある火で手を焙って暖める意から。
手垢が付く(てあかがつく)
物事の方法や言葉などが長い間繰り返し使われ続けて、新鮮味がなくなること。 何度も使って手垢で汚れるということから。
手垢の付いた(てあかのついた)
物事の方法や言葉などが長い間繰り返し使われ続けて、新鮮味がないこと。 何度も使っていて手垢で汚れているということから。
手足となる(てあしとなる)
ある人の命令や指示を忠実に守って動くこと。 その人の手や足の代わりになるという意味から。 「手足」は「しゅそく」とも読む。
手足を伸ばす(てあしをのばす)
ゆっくりと休むこと。のんびりとくつろぐこと。
手書きあれども文書きなし(てかきあれどもふみかきなし)
文字を上手に書く人は多いが、文章の上手い人は少ないということ。
手が上がる(てがあがる)
技能が進歩すること。上達すること。 または、酒を飲む量が増えること。
手が空く(てがあく)
仕事が終わったり一区切りついたりして、時間に余裕ができること。 「手が透く」ともいう。
手が空けば口が開く(てがあけばくちがあく)
仕事がなくなり手が空けば、食べる物もなくなり口も開いてしまう。また、暇になればつい無駄話をしがちだということ。
手が入れば足も入る(てがいればあしもいる)
一度気を許すと次々と入り込まれることのたとえ。また、次第に深入りすることのたとえ。
手が後ろに回る(てがうしろにまわる)
罪を犯して警察に捕まること。 昔の罪人は手を後ろで縛られていたことから。
手が掛かる(てがかかる)
面倒なことが多く、労力や時間がかかること。世話が焼けること。
手が切れる(てがきれる)
相手とのそれまでの関係がなくなること。 または、紙幣などが新しい様子。
手が込む(てがこむ)
隅から隅まで細かく工夫がされていて手間が掛かっていること。 また、物事が複雑に入り組んでいること。
手が付かない(てがつかない)
時間に余裕がなく、その物事を始めることができないこと。 または、別のことが気がかりで集中できないこと。
手が付く(てがつく)
新しいものが使われ始めること。 または、下の立場の女性と肉体関係を持つこと。
手が付けられない(てがつけられない)
対処の仕方が分からずにどうすることもできないこと。
手が出ない(てがでない)
自分の能力を超えていて手立てがないこと。
手が届く(てがとどく)
能力や権力などが及ぶ範囲の内側にあること。 または、細かいところまで世話が行き渡ること。 また、もう少しで、とある年齢に達すること。
手が無い(てがない)
働き手が足りないこと。人手が足りないこと。 または、物事を解決する方法がないこと。
手が長い(てがながい)
人の物をくすねる癖があること。 そうした癖のある人自身を、名詞で「手長」ともいう。
手が入る(てがはいる)
他人が修正や補完をすること。 または、警察などが犯人の逮捕や事件の捜査のためにその場所へ立ち入ること。
手が離せない(てがはなせない)
やりかけている事があって、他の事をする余裕がないこと。 「手が塞がる」ともいう。
手が離れる(てがはなれる)
子どもが成長して、世話の必要がなくなること。 または、仕事が一区切りついて、関わりがなくなること。
手が早い(てがはやい)
すぐに暴力をふるうこと。 または、すぐに物事を処理することができること。 また、すぐに女性と関係を持つこと。
手が回らない(てがまわらない)
やることが多くて、他のことをする余裕がないこと。非常に慌ただしいこと。
手が回る(てがまわる)
犯罪者などが警察に手配されること。 または、配慮が隅々まで行き届くこと。
手が焼ける(てがやける)
手助けが必要で、手間がかかること。 「世話が焼ける」ともいう。
手癖が悪い(てくせがわるい)
人の物をくすねる癖があること。 また、色恋にだらしがないこと。 「手癖」は、手が覚えこんでつい出る動きのこと。 「手癖」は「てぐせ」とも読む。
手功より目功(てこうよりめこう)
手先の熟練より、物を見る目を養うことが大事だということ。
手心を加える(てごころをくわえる)
相手や事情などを考慮に入れて寛大な処置をすること。手加減をすること。
手塩に掛ける(てしおにかける)
みずから世話をして大切に育てること。 「手塩」は、自分の好みの味付けが出来るように各自の食膳に添えられた塩。 その塩で自分好みに味付けすることから転じて、自分の手で世話をするとの意を表す。
手酌五合、髱一升(てじゃくごごう、たぼいっしょう)
手酌では五合しか飲めないが、若い女性の酌では一升でも飲んでしまうということ。「髱」は日本髪の後ろに張り出している部分で、転じて、若い女性の意。
手酌貧乏(てじゃくびんぼう)
手酌で酒を飲むのは、いかにも貧乏くさく、やはり酒は人からついでもらって飲むのがいいということ。
手千両(てせんりょう)
手先が器用なことや手に技術を持っていることは、千両にも匹敵する値打ちがあるということ。
手出し十層倍(てだしじっそうばい)
喧嘩は、初めにしかけた者に、他の者の十倍の罪があるということ。
手玉に取る(てだまにとる)
自分の思うままに他人を操ること。
手でする事を足でする(てですることをあしでする)
正しい方法を用いずに、誤ったやり方をするたとえ。
手取り足取り(てとりあしとり)
細かいところまで一つずつ丁寧に教える様子。
手鍋提げても(てなべさげても)
好きな男と夫婦になれるなら、どんな苦労もいとわないということ。
手に汗を握る(てにあせをにぎる)
危険な状態や緊迫したことを前にして、緊張したり、興奮したりする様子。
手に余る(てにあまる)
物事が自分の能力を超えていて、うまく処置できないこと。 「手に負えない」ともいう。
手に入れる(てにいれる)
自分のものとすること。所有物とすること。
手に落ちる(てにおちる)
その人のものとなること。その人の所有となること。
手に掛かる(てにかかる)
ある人に直接取り扱われること。 または、殺されること。
手に掛ける(てにかける)
自分で実際に物事を行うこと。特に人を殺すことをいう。
手に据えた鷹を逸らしたよう(てにすえたたかをそらしたよう)
一度手に入れた大事なものを失うことのたとえ。 大事に飼い慣らした鷹に逃げられてしまうとの意から。
手にする(てにする)
自分の手で実際に持つこと。または、自分の所有とすること。
手に付かない(てにつかない)
他のことに心が奪われて、集中して物事を行うことができないこと。
手に唾する(てにつばきする)
物事を行う前に気持ちを奮い立たせる様子。 重い物を持つ前に手に唾をかけるということから。
手に手を取る(てにてをとる)
互いの手を取って仲良く行動する様子。 特に互いに愛し合っている男女が一緒に行動する様子をいう。
手に取るよう(てにとるよう)
実際に手で触れてみるかのように、はっきりと分かる様子。 目の前にあるかのように、はっきり見えたり聞こえたりする様子。
手に成る(てになる)
その人の手で作品などが作られる。手掛ける。
手に乗る(てにのる)
他人の計略などに引っ掛かること。
手に入る(てにはいる)
自分の所有となること。自分のものになること。
手に渡る(てにわたる)
あるものが別の人の所有となること。
手の内を見せる(てのうちをみせる)
自分の能力を相手に示すこと。 または、心の中で考えていることや秘密にしている計画などを相手に明かすこと。
手の切れるような(てのきれるような)
紙幣が新しく、しわ一つない様子。まっさらなお札のたとえ。
手の平を返す(てのひらをかえす)
言葉や態度などをがらりと変えることのたとえ。 「手の裏を返す」ともいう。 「手を返す」ともいう。
手の施しようがない(てのほどこしようがない)
処置をする方法が全くないこと。
手の舞、足の踏む所を知らず(てのまい、あしのふむところをしらず)
うれしさが先に立って、手足が勝手に動いてしまう。 自分でも収まりのつかないほど気持ちが弾んでいるさま。
手の奴足の乗り物(てのやっこあしののりもの)
他人を頼らず、自分の力で物事を行うこと。 召使の代わりに自分の手で行って、乗り物の代わりに自分の足を使って歩くという意味から。
手回しがいい(てまわしがいい)
事前の準備をしっかりと済ませること。
手も足も出ない(てもあしもでない)
自分の力ではどうしようもないということ。施す手段がなくて手が打てない様子。
手もなく(てもなく)
苦労せずに行う様子。簡単に行う様子。
手を上げる(てをあげる)
殴ろうとして手を振り上げること。 または、負けを認めること。降参すること。 また、技術や能力を上げること。上達すること。
手を合わせる(てをあわせる)
心の底から感謝したり、頼んだりすること。両の掌を合わせて神や仏を拝むということから。 または、勝負をすること。手合わせする。
手を入れる(てをいれる)
作品などを修正したり、補足したりすること。手を加える。 または、捜査や逮捕のために警官が現場に踏み込むこと。
手を打つ(てをうつ)
掌を打ち付けて音を出すこと。 または、問題を解決するために対策すること。 また、話し合いなどがまとまること。交渉などがまとまった時に拍手することから。
手を掛ける(てをかける)
時間や労力を惜しまないこと。 または、他人のものを盗むこと。
手を貸す(てをかす)
他人の助力をすること。手伝うこと。
手を借りる(てをかりる)
助力してもらうこと。手伝ってもらうこと。
手を切る(てをきる)
それまでの関わりを断つこと。 特に、男女関係や悪い関係についていう。
手を下す(てをくだす)
その人本人が直接行うこと。
手を組む(てをくむ)
目的を果たすために互いに協力すること。
手を加える(てをくわえる)
作品などをよりよくするために修正したり、補ったりすること。手を入れる。
手を拱く(てをこまぬく)
何もしないで傍観すること。 「拱く」は、腕組みをするということ。 「こまぬく」は「こまねく」ともいう。
手を差し伸べる(てをさしのべる)
困っている人を進んで助けること。
手を擦る(てをする)
両手を擦り合わせること。 謝罪や感謝などの気持ちを表す動作。
手を染める(てをそめる)
ある物事を新しく始めること。
手を出して火傷する(てをだしてやけどする)
余計な手出しをして、ひどい目に遭うこと。
手を出す(てをだす)
ある物事に進んで関わりを持つこと。 または、暴力を振るうこと。 また、女性と関わりを持つために近づくこと。言い寄ること。
手を束ねる(てをつかねる)
腕組みをすること。 また、ある出来事が起こった際、なにもできずに傍観すること。
手を尽くす(てをつくす)
目的のために、できることを全てやってみること。
手を付ける(てをつける)
ある物事を始めること。着手すること。 または、あるものを使い始めること。特に他人の金銭をいう。 また、立場が下の女性と肉体関係をもつこと。
手を繋ぐ(てをつなぐ)
互いに協力して行動すること。
手を取る(てをとる)
相手の手を握り親愛の気持ちなどを表す。または、物事を親切・丁寧に教える様子。
手を握る(てをにぎる)
協力して取り組むこと。 または、和解すること。
手を抜く(てをぬく)
しなければいけないことをやらないこと。 または、力を尽くさず、いい加減にすること。
手を濡らさず(てをぬらさず)
自分で苦労せずに成果を得ようとする様子。
手を延ばす(てをのばす)
新しい方面や分野に進出すること。
手を離れる(てをはなれる)
役目を終えて責任がなくなること。 または、その人の所有ではなくなること。 また、世話をする必要がなくなること。
手を引く(てをひく)
それまでやってきたことを止めて、関係を断ち切ること。
手を翻せば雲となり、手を覆せば雨となる(てをひるがえせばくもとなり、てをくつがえせばあめとなる)
人の心の変わりやすいことのたとえ。 手のひらを上に向ければ雲がわき、手のひらを下に向けると雨が降るとの意から。
手を広げる(てをひろげる)
新しい方面や分野に進出して、活動の範囲を広げたり規模を大きくしたりすること。
手を回す(てをまわす)
物事をうまく進めるために事前に対策しておくこと。
手を結ぶ(てをむすぶ)
協力して物事に取り組むこと。
手を焼く(てをやく)
ある物事の扱いや処置に困ること。持て余すこと。
手を休める(てをやすめる)
行っている物事を一時的に中断して休憩すること。
手を緩める(てをゆるめる)
それまでの厳しいやり方や態度などを和らげること。
手を汚す(てをよごす)
面倒なことや好ましくないことを自らの手で行うこと。
手を煩わす(てをわずらわす)
人の世話になること。面倒をかけること。
遠火で手を焙る(とおびでてをあぶる)
たいした効果がないことのたとえ。遠く離れた火で手を焙ってもあまり暖かくない意から。
時を得た一針は九針の手間を省く(ときをえたいっしんはきゅうしんのてまをはぶく)
すぐに対処しておけば、あとで大掛かりな手間をかけずにすむということ。 その時に一針縫っておけば、あとで九針縫う手間を省くことができるとの意から。 「適時の一針は九針の手間を省く」ともいう。
七日通る漆も手に取らねばかぶれぬ(なぬかとおるうるしもてにとらねばかぶれぬ)
物事に直接かかわらなければ、害を受けることはないというたとえ。 漆の木のそばを何度通っても、手で触れなければかぶれることはないことから。
盗人と言えば手を出す(ぬすびとといえばてをだす)
他人に盗人と言われて、手を出して暴れるような者は本当に盗人であるということ。
濡れ手で粟(ぬれてであわ)
苦労せずに楽々と利益を得ることのたとえ。濡れた手で粟を掴むと、手に粟粒がたくさん付いてくることから。
猫の手も借りたい(ねこのてもかりたい)
非常に忙しくて手が足りず、誰でもいいから手助けがほしいようす。
喉から手が出る(のどからてがでる)
欲しくて欲しくてたまらないことのたとえ。
日方と手間取りは日のうち(ひかたとてまどりはひのうち)
日雇いの仕事が夕方には終わるように、南風も夕方にはやむということ。「日方」は日のある方から吹く風。南西風、南東風のこと。「手間取り」は日雇い仕事のこと。
文は遣りたし書く手は持たず(ふみはやりたしかくてはもたず)
恋文を書いて送りたいが文字が書けない、また代筆を頼むのも恥ずかしいと思い悩む心情をいう言葉。 「文は遣りたし書く手は持たぬ」ともいう。
古木に手を掛くるな、若木に腰掛くるな(ふるきにてをかくるな、わかぎにこしかくるな)
先の短いものに身を預ければ折れ、これから伸びるものに重みを掛ければ育たない。 頼る相手と、育てる相手とを取り違えるなという句。
諸手を挙げて(もろてをあげて)
無条件に、または心から喜んだり賛成したりするさま。
焼き餅焼くとて手を焼くな(やきもちやくとててをやくな)
やきもちも焼きすぎれば身を焦がし、あとから繕いのきかないところまで行ってしまう。 妬く心はほどよいところで抑えよ、というたしなめ。 「焼き餅を焼く」の焼くと、持て余す意の「手を焼く」の焼くを重ねた言葉遊び。
横手を打つ(よこでをうつ)
感じ入ったり、思い当たったりする時などに、思わず両方の手のひらを打ち合わせること。
両手に花(りょうてにはな)
人がうらやむものを両の手に一つずつ抱えている形。とくに男が女を左右に連れているさまをからかい半分に評していう。
六十の手習い(ろくじゅうのてならい)
年をとってから学問や稽古事を始めること。 「八十の手習い」ともいう。
忘れたと知らぬには手がつかぬ(わすれたとしらぬにはてがつかぬ)
覚えていない、知らない、の一点張りに出られると、そこから先へ話を進める糸口がなくなる。 咎めようにも、押さえる手がかりが残らない。
