「根」から始まる故事・ことわざ・慣用句
「根」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 14 件
根を詰める(こんをつめる)
寝る間も惜しんで、ある物事に没頭すること。
根浅ければ則ち末短く、本傷るれば則ち枝枯る(ねあさければすなわちすえみじかく、もとやぶるればすなわちえだかる)
基礎がしっかりしていない物事は発展せず、いずれ衰えるということのたとえ。 「末」は枝や葉、「本」は幹こと。 根が十分張っていなければ枝葉も成長しない、幹がいためばいずれ枝も枯れることから。
根がなくても花は咲く(ねがなくてもはなはさく)
根がない生け花にも花が咲くように、まったく事実無根のことでも噂が立つことがあるということ。
根が生える(ねがはえる)
その場所に留まってすこしも動かないこと。
根が深い(ねがふかい)
問題の背景に複雑な事情があり、簡単には解決できない様子。
根絶やしにする(ねだやしにする)
ものごとの根本から取り除くこと。
根に持つ(ねにもつ)
人から受けた仕打ちをいつまでも忘れず、いまだにそのことを恨んでいる様子。
根太は敵に押させよ(ねぶとはかたきにおさせよ)
根太は憎しみを込めるかのように、力いっぱい強く押して膿を出さないと治らないということ。「根太」はおできの一種。
根掘り葉掘り(ねほりはほり)
細かいことまで残らず徹底的に。「葉掘り」は「根掘り」に語呂を合わせたもの。
根回しをする(ねまわしをする)
ものごとをうまく運ぶため、事前に関係者からの了解を得ておくこと。
根も葉もない(ねもはもない)
何の根拠もないことのたとえ。
根を下ろす(ねをおろす)
ものごとが受け入れられてしっかりと定着すること。 また、地位などが確固たるものになること。
根を断ちて葉を枯らす(ねをたちてはをからす)
災いのもとをすべて取り除くことのたとえ。根を断ってしまえば自然と葉も枯れてしまうことから。
根を断つ(ねをたつ)
悪い行いや関係などを根本から取り去ること。
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