「たつ」から始まる故事・ことわざ・慣用句一覧
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ことわざ一覧
田作りも魚のうち(たづくりもうおのうち)
弱小で無力な者でも仲間には違いがないというたとえ。「田作り」はごまめの別名で鰯の幼魚。ごまめのように小さな魚でも、魚の仲間に違いはないということから。
田作る道は農に問え(たつくるみちはのうにとえ)
農業のことは農民に聞くのが一番いいように、何事もその専門家に聞くのが一番いい方法だということ。
達人は大観す(たつじんはたいかんす)
広く道理に通じた人は、物事の全体を見きわめて、正しい判断を下すということ。「達人」は物事の道理に深く通じた人、「大観」は広く全体を見通すこと。
立つ瀬が無い(たつせがない)
立場が無くなる。面目を失う。
タッチの差(たっちのさ)
時間的なほんのわずかな差。 競泳で、ゴールとなる内壁にどちらが先に触れたかという程度のわずかな差に由来する語。
立ってる者は親でも使え(たってるものはおやでもつかえ)
急ぎの時は、たとえ親でも、近くに立っている人を使えということ。座っている人間が、立っている人間にものを頼む時の言い訳にいう言葉。
尊い寺は門から知れる(たっといてらはもんからしれる)
尊いものは見た目ですぐにわかるということ。 尊い寺は、門構えからして立派でありがたみを感じさせるとの意から。
脱兎の勢い(だっとのいきおい)
逃げるうさぎのように、きわめて迅速なことのたとえ。
脱兎の如し(だっとのごとし)
逃げるうさぎのように、非常にすばやいことのたとえ。
立つ鳥、跡を濁さず(たつとり、あとをにごさず)
立ち去る者は、後始末をきちんとしなければならないということ。また、引き際が潔いことのたとえ。水鳥は飛び立ったあとの水を濁さずに飛び去ることから。 「飛ぶ鳥、跡を濁さず」「鳥は立てども跡を濁さず」ともいう。
手綱を締める(たづなをしめる)
馬が勝手に走り出さないように手綱をしぼること。 転じて、勝手なことをしたり怠けたりしないように注意して見張ることのたとえ。 「手綱」は、馬を操るための綱。
立つより返事(たつよりへんじ)
人に呼ばれた時には、立つより先にまず返事をせよということ。