「転」を含む故事・ことわざ・慣用句
「転」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい)
この世の一切の事物は因縁によって生じ、常に変化し続けていくはかないものであるということ。
円石を千仞の山に転ず(えんせきをせんじんのやまにてんず)
非常に勢いが激しく、抑えようがないことのたとえ。 高い山から丸い石を落とすと、ものすごい勢いで転がることから。
機転が利く(きてんがきく)
その場の状況に応じて、即座に適切な判断や行動ができること。
踵を転ずる(きびすをてんずる)
来た道を引き返すこと。後戻りすること。 「踵」は足のかかと。 「きびす」は「くびす」とも読む。
転がる石には苔が生えぬ(ころがるいしにはこけがはえぬ)
活発に行動をしている人は常に健康で生き生きしていられることのたとえ。また、転職や転居を繰り返す人は地位も得られず金も貯まらないことのたとえ。 「転石苔を生せず」「転石苔むさず」ともいう。
転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)
失敗しないように、前もって準備しておくことのたとえ。 転ぶ前に、あらかじめ杖を用意しておくべきとの意から。
転んでもただでは起きない(ころんでもただではおきない)
たとえ失敗しても、そこから何か利益を得ようとする欲深くて抜け目のないことのたとえ。
自転車操業(じてんしゃそうぎょう)
借金と返済を繰り返しながらどうにか仕事を続けること。また、そのような経営状態。 自転車は止まると倒れるということから。
鈴を転がすよう(すずをころがすよう)
高く澄んだ美しい声の形容。 多く女性の声について用いる。
鈴を転がすような(すずをころがすような)
高く澄んだ美しい声の形容。 多く女性の声について用いる。
滑ったの転んだの(すべったのころんだの)
くだらないことであれこれと騒ぎ立てること。
立ち物は転び物(たちものはころびもの)
不思議ではないこと、当然であることのたとえ。立っている物が転ぶのは当たり前であることから。
玉を転がす(たまをころがす)
音や声が高く澄んで美しい様子の形容。
玉を転がすよう(たまをころがすよう)
音や声が高く澄んで美しい様子の形容。
玉を転がすような(たまをころがすような)
音や声が高く澄んで美しい様子の形容。
転石苔むさず(てんせきこけむさず)
活発に行動をしている人は常に健康で生き生きしていられることのたとえ。また、転職や転居を繰り返す人は地位も得られず金も貯まらないことのたとえ。 「転石苔を生せず」「転石苔むさず」ともいう。
転石苔を生せず(てんせきこけをしょうせず)
活発に行動をしている人は常に健康で生き生きしていられることのたとえ。また、転職や転居を繰り返す人は地位も得られず金も貯まらないことのたとえ。 「転石苔を生せず」「転石苔むさず」ともいう。
どっちに転んでも(どっちにころんでも)
予想される二つの結果のどちらでも大きな違いがない様子。
どっちへ転んでも(どっちへころんでも)
予想される二つの結果のどちらでも大きな違いがない様子。
七転び八起き(ななころびやおき)
何度失敗しても諦めずに立ち直ること。また、人生の浮き沈みが激しいことのたとえ。 七度転んで八度起き上がるとの意から。 「[[七転八起(しちてんはっき)*https://yoji.jitenon.jp/yoji/454.html]]」ともいう。
寝ていて転んだ例なし(ねていてころんだためしなし)
何もしなければ失敗することもないということ。
箸の転んだもおかしい(はしのころんだもおかしい)
箸が転がるような、些細なことにもよく笑うこと。思春期の娘に対していうことが多い。
人の子の死んだより我が子の転けた(ひとのこのしんだよりわがこのこけた)
他人の子どもが死んだことよりも、自分の子が転んだことのほうが重要だということ。我が子の大事さのたとえ。また、自分の利益が一番大事ということのたとえ。
矛先を転じる(ほこさきをてんじる)
議論などで、追及したり非難したりする対象を変えること。
我が心石に非ず、転ずべからず(わがこころいしにあらず、てんずべからず)
心が確固として不動であることのたとえ。 自分の心は石ではないから、転がして動かすことはできないということ。
我が心石に非ず、転ずべからず(わがこころいしにあらず、まろばずべからず)
心が確固として不動であることのたとえ。 自分の心は石ではないから、転がして動かすことはできないということ。
禍を転じて福となす(わざわいをてんじてふくとなす)
自分の身にふりかかった災難を上手く利用して、結果的に自分の有利になるように取り計らうこと。
話頭を転じる(わとうをてんじる)
話題を別の方向へに移すこと。話題を変えること。