「崩」を含む故事・ことわざ・慣用句
「崩」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
蟻の穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)
ちょっとした油断・不注意から大事が起こることのたとえ。 蟻の穴を見過ごしたために堤防が崩れることもあるとの意から。
一木大廈の崩るるを支うる能わず(いちぼくたいかのくずるるをささうるあたわず)
大きな勢力の危機は、一人の力だけではどうすることもできないということ。 「大廈」は、大きな建物のこと。 大きな建物が倒れかけているのを、一本の木だけで支えることはできないとの意から。 「一木大廈の崩るるを支うる能わず」「一木いずくんぞ能く大廈を支えん」ともいう。
玉山崩る(ぎょくざんくずる)
容姿の立派な人が酔いつぶれるたとえ。「玉山」は、珠玉のとれる山から転じて、容姿のあでやかなことのたとえ。
相好を崩す(そうごうをくずす)
嬉しそうな笑顔になること。にこやかな表情になること。 「相好」は顔つきという意味。
膝を崩す(ひざをくずす)
正座をやめて、楽な座り方に変えること。
身を持ち崩す(みをもちくずす)
品行が悪化し、生活がだらしなくなること。