「握」を含む故事・ことわざ・慣用句
「握」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
鍵を握る(かぎをにぎる)
ものごとの最も重要な手掛かりをもっていることのたとえ。
急所を握る(きゅうしょをにぎる)
相手の致命的な弱点や嫌がる所を的確に見抜くこと。
采柄を握る(さいづかをにぎる)
先頭に立って指示をすること。指揮をとること。 「采配」は昔の武将が戦場で兵の指揮をとる時に使った道具。 「采配を振るう」ともいうが、本来は誤用。 「采を振る」「采配を取る」「采柄を握る」
財布の紐を握る(さいふのひもをにぎる)
金銭の出し入れに関する権限を持つこと。 「財布の紐を握る」ともいう。
財布を握る(さいふをにぎる)
金銭の出し入れに関する権限を持つこと。 「財布の紐を握る」ともいう。
手に汗を握る(てにあせをにぎる)
危険な状態や緊迫したことを前にして、緊張したり、興奮したりする様子。
手を握る(てをにぎる)
協力して取り組むこと。 または、和解すること。
握れば拳、開けば掌(にぎればこぶし、ひらけばてのひら)
たとえ同じものでも、気持ちや状況次第で変化することのたとえ。 手を握ると人を殴る拳になり、手を開けば人をなでる掌(てのひら)になるとの意から。