「席」を含む故事・ことわざ・慣用句
「席」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
一席打つ(いっせきぶつ)
大勢の前で威勢よく演説をする。得意げに話をする。
一席設ける(いっせきもうける)
宴席を用意して人をもてなすこと。
孔席暖まらず、墨突黔まず(こうせきあたたまらず、ぼくとつくろまず)
道を説くために各地を飛びまわることのたとえ。孔子と墨子はあちこち遊説して回って家に落ち着くことがなく、孔子の席は暖まることがなく、墨子の家の煙突は黒くすすけることはなかったということから。
席暖まるに暇あらず(せきあたたまるにいとまあらず)
極めて忙しいことのたとえ。ゆっくり座っている暇がないほど忙しく、席が暖まる暇がないということから。
席を改める(せきをあらためる)
会議や宴会などを、改めて別の場所で行うこと。または、別の日時に行うこと。
席を外す(せきをはずす)
一時的にその場を離れること。
男女七歳にして席を同じゅうせず(だんじょしちさいにしてせきをおなじゅうせず)
人は七歳にもなれば、男女の別を明らかにしてみだりに慣れ親しんではならないということ。男女は七歳になったら同じ敷物に座るべきではないという儒教の道徳から。
枕席に侍る(ちんせきにはべる)
女性が男性と同じ寝床で寝ること。夜伽をすること。 「枕席」は枕と敷物のことから、寝床をいう。 女性が男性の意に従い、寝床を共にするとの意から。