「積」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 11 件
「積」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
砂を集めて塔を積む(いさごをあつめてとうをつむ)
果てしなく手間のかかる仕事。どれほど続けても形にならない骨折りをいう。 崩れやすい砂を一粒ずつ積み重ねて塔を築こうとする無理から。
金と塵は積もるほど汚い(かねとちりはつもるほどきたない)
金は貯まれば貯まるほど惜しくなり、持てば持つほど手放せなくなるという皮肉。 掃き寄せた塵は積もるほど見苦しくなるが、金もまた溜まるにつれて持ち主の心根まで汚していく。
蛍雪の功を積む(けいせつのこうをつむ)
苦労を重ねて勉学に励んだ成果のこと。「蛍雪」は苦労して勉学に励むことで、中国晋の車胤と孫康はともに貧しく、車胤は蛍の光で、孫康は窓の外の雪明りで読書し勉学に励んだという故事から。
滴り積もりて淵となる(したたりつもりてふちとなる)
少しのものでも集まれば大きなものになることのたとえ。一滴のわずかな滴も溜まり続ければいつかは深い淵になるという意味から。
積悪の家には必ず余殃あり(せきあくのいえにはかならずよおうあり)
重ねた悪は当人一人の始末では収まらず、後の代の者が背負うことになる。 「余殃」は、悪の勘定が本人の代で片づかずに繰り越されたものをいう。 「積善の家には必ず余慶あり」と並べて説かれる。
積羽舟を沈む(せきうふねをしずむ)
一枚では手に載せても分からぬほどの重さでも、舟底に積み上がればその舟を水の底へ沈める。ごく軽いものが数を得たとき、支えていたはずのものを壊す側に回る。 張儀が魏王を説くのに用いた言葉とされる。
積薪の嘆(せきしんのたん)
割り木は投げ入れた順に下へ回り、遅く来たものほど手の届く上に載る。役所や勤め先でも同じことが起こり、長く仕えた者が新参の下に置かれる。そのやりきれなさをいう。 汲黯が武帝に「陛下の臣を用いるは薪を積むが如く、後より来る者を上に居らしむ」と述べた故事から。
積善の家には必ず余慶あり(せきぜんのいえにはかならずよけいあり)
よい行いは、それを積んだ当人の代で終わらない。家に残した分が、次の代、その次の代へと福の形で回っていく。 「余慶」は、積んだ善が使いきれずにあふれ出た分をいう。
積土山を成す(せきどやまをなす)
学びも人の徳も、一日で高くなることはない。日ごとの小さな盛り足しが、そのまま丈をつくる。 土を積んで山ができれば風雨が起こり、水が集まって淵になれば竜が棲みつくと説かれ、「積水淵を成す」を対の句とする。
塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)
一粒ずつでは数にも入らないものが、こぼさず貯めていけば見上げる高さになる。 日々の小さな積み立てや、逆に小さな浪費についても言う。
針を蔵に積む(はりをくらにつむ)
わずかな金をこつこつと長い年月かけてためこむこと。 小さな針を蔵いっぱいに積み上げるような、気の長い貯め方をいう。「針を蔵に積みても溜まらぬ」と打ち消しの形で、倹約しても蓄えはなかなか増えないことにもいう。
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