鉈を貸して山を伐られるとは
鉈を貸して山を伐られる
なたをかしてやまをきられる
言葉 | 鉈を貸して山を伐られる |
---|---|
読み方 | なたをかしてやまをきられる |
意味 | 好意でしたことによって、自分が損害を受けることのたとえ。
好意で貸した鉈によって、自分の山の木を伐採されてしまうとの意から。 |
類句 | 庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる) |
使用語彙 | 貸し |
使用漢字 | 鉈 / 貸 / 山 / 伐 |
「鉈」を含むことわざ
- 大鉈を振るう(おおなたをふるう)
- 鉈を貸して山を伐られる(なたをかしてやまをきられる)
- 鉈を振るう(なたをふるう)
「貸」を含むことわざ
- 馬持たずに馬貸すな(うまもたずにうまかすな)
- 顔を貸す(かおをかす)
- 傘と提灯は戻らぬつもりで貸せ(かさとちょうちんはもどらぬつもりでかせ)
- 貸し借りは他人(かしかりはたにん)
- 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる(かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる)
- 肩を貸す(かたをかす)
- 金の貸し借りは不和の基(かねのかしかりはふわのもと)
- 金の貸し借り不和の基(かねのかしかりふわのもと)
- 金を貸したのが円の切れ目(かねをかしたのがえんのきれめ)
- 金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)
- 借りて借り得、貸して貸し損(かりてかりどく、かしてかしぞん)
- 力を貸す(ちからをかす)
- 手を貸す(てをかす)
- 某より金貸し(なにがしよりかねかし)
- 女房は貸すとも擂り粉木は貸すな(にょうぼうはかすともすりこぎはかすな)
- 軒を貸して母屋を取られる(のきをかしておもやをとられる)
- 庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる)
- 耳を貸す(みみをかす)
「山」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)
- 何れを見ても山家育ち(いずれをみてもやまがそだち)
- 一度焼けた山は二度は焼けぬ(いちどやけたやまはにどはやけぬ)
- 一目山随徳寺(いちもくさんずいとくじ)
- 海に千年山に千年(うみにせんねんやまにせんねん)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 円石を千仞の山に転ず(えんせきをせんじんのやまにてんず)
- 驚き、桃の木、山椒の木(おどろき、もものき、さんしょのき)
- お山の大将(おやまのたいしょう)
- お山の大将俺一人(おやまのたいしょうおれひとり)
- 海賊が山賊の罪をあげる(かいぞくがさんぞくのつみをあげる)
- 風は吹けども山は動せず(かぜはふけどもやまはどうせず)
- 片山曇れば片山日照る(かたやまくもればかたやまひてる)
- 蕪は鶉となり、山芋は鰻となる(かぶらはうずらとなり、やまいもはうなぎとなる)
- 枯れ木も山の賑わい(かれきもやまのにぎわい)
- 来て見ればさほどでもなし富士の山(きてみればさほどでもなしふじのやま)
- 玉山崩る(ぎょくざんくずる)
- 国破れて山河在り(くにやぶれてさんがあり)
- 車は海へ舟は山(くるまはうみへふねはやま)
- 葷酒、山門に入るを許さず(くんしゅ、さんもんにいるをゆるさず)
- 愚公、山を移す(ぐこう、やまをうつす)
- 恋の山には孔子の倒れ(こいのやまにはくじのたおれ)
- 高山の巓には美木なし(こうざんのいただきにはびぼくなし)
- 山雨来らんとして風楼に満つ(さんうきたらんとしてかぜろうにみつ)
- 山雨来らんと欲して風楼に満つ(さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ)
- 山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
- 山賊の罪を海賊があげる(さんぞくのつみをかいぞくがあげる)
- 山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し(さんちゅうのぞくをやぶるはやすくしんちゅうのぞくをやぶるはかたし)
- 山中暦日なし(さんちゅうれきじつなし)
「伐」を含むことわざ
- 枝を伐って根を枯らす(えだをきってねをからす)
- 鉈を貸して山を伐られる(なたをかしてやまをきられる)