大鳥取るとて小鳥も取り損なう
ことわざ「大鳥取るとて小鳥も取り損なう」の意味・読み方を解説します。
大鳥取るとて小鳥も取り損なう
おおとりとるとてことりもとりそこなう
| 言葉 | 大鳥取るとて小鳥も取り損なう |
|---|---|
| 読み方 | おおとりとるとてことりもとりそこなう |
| 意味 | 大きな成果を望んで欲を出すと、手堅く手に入ったはずの小さなものまで取りそこねる、というたとえ。欲をかきすぎれば、結局は手の中が空っぽになる。
「取るとて」は「取ろうとして」の意味。大きな鳥ばかりに狙いを定めていると、たやすく捕れたはずの小鳥にさえ飛び去られる、という場面から出た言葉。 欲張った末に何も手に入らない点で、「虻蜂取らず」「二兎を追う者は一兎をも得ず」に通じる。また「大取りより小取り」は、一度に大きくもうけるより少しずつ確かに積み上げよと、同じ考えを逆の側から述べている。 |
| 例文 | 大口の新しい取引先ばかり追いかけているうちに、昔からのお得意さんにまで見放された。まさに大鳥取るとて小鳥も取り損なうだ。 |
| 場面 | 失敗 / 欲深い |
| 使用漢字 | 大 / 鳥 / 取 / 小 / 損 |
「大」を含むことわざ
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 犬になるなら大家の犬になれ(いぬになるならおおやのいぬになれ)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- お家の一大事(おいえのいちだいじ)
「鳥」を含むことわざ
- 青い鳥(あおいとり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下の鳥は逃げる(あしもとのとりはにげる)
- 飛鳥川の淵瀬(あすかがわのふちせ)
- あだし野の露、鳥辺野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)
- あの声で蜥蜴食らうか時鳥(あのこえでとかげくらうかほととぎす)
- 越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く(えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく)
- 鸚鵡よく言えども飛鳥を離れず(おうむよくいえどもひちょうをはなれず)
- 同じ羽の鳥は集まるものだ(おなじはねのとりはあつまるものだ)
- 霞に千鳥(かすみにちどり)
「取」を含むことわざ
- 足搔きが取れない(あがきがとれない)
- 揚げ足取り(あげあしとり)
- 揚げ足を取る(あげあしをとる)
- 足を取られる(あしをとられる)
- 当たりを取る(あたりをとる)
- 呆気に取られる(あっけにとられる)
- 虻蜂取らず(あぶはちとらず)
- 息を引き取る(いきをひきとる)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 一文銭も小判の端(いちもんせんもこばんのはし)
- 炒り豆と小娘はそばにあると手が出る(いりまめとこむすめはそばにあるとてがでる)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 鵜川の小鮎(うかわのこあゆ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛の小便(うしのしょうべん)
