後生より今生が大事
ことわざ「後生より今生が大事」の意味・読み方を解説します。
後生より今生が大事
ごしょうよりこんじょうがだいじ
| 言葉 | 後生より今生が大事 |
|---|---|
| 読み方 | ごしょうよりこんじょうがだいじ |
| 意味 | 死んだのちの世で安らかに過ごせるか否かといった、確かめようのないことに心をくだくより、いまのこの世での毎日の暮らしにこそ重きを置け、と説く言葉。広く、遠い先の見通しにとらわれず、目の前のいまを大事にせよと促す場面でも使う。
句の「後生」は仏教でいう、命が尽きたあとに生まれる次の世(来世)のこと。一方の「今生」は、命あるうちに身を置くこの世(現世)のこと。 来世での安楽を求め、信心に励むことこそ大切だとする後生が大事とは、逆の向きの考え方である。似た句に、先の大きな見込みより手元の確かなものを選べという明日の百より今日の五十がある。 |
| 例文 | 「あの世のことを案じてばかりいないで、後生より今生が大事だよ」と、祖母は信心深い友人に笑いかけた。 |
| 場面 | 大切にする / 来世 |
| 使用漢字 | 後 / 生 / 今 / 大 / 事 |
「後」を含むことわざ
- 敢えて後れたるに非ず、馬進まざるなり(あえておくれたるにあらず、うますすまざるなり)
- 明後日紺屋に今晩鍛冶屋(あさってこうやにこんばんかじや)
- 明後日の方(あさってのほう)
- 後足で砂をかける(あとあしですなをかける)
- 後味が悪い(あとあじがわるい)
- 後追う子に引かれる(あとおうこにひかれる)
- 後押しをする(あとおしをする)
- 後から後から(あとからあとから)
- 後から剝げる正月言葉(あとからはげるしょうがつことば)
- 後がない(あとがない)
「生」を含むことわざ
- 諦めは心の養生(あきらめはこころのようじょう)
- 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 生き肝を抜く(いきぎもをぬく)
- 生きた心地もしない(いきたここちもしない)
- 生きた空もない(いきたそらもない)
- 生き血を吸う(いきちをすう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 生きとし生けるもの(いきとしいけるもの)
- 生き二両に死に五両(いきにりょうにしにごりょう)
「今」を含むことわざ
- 明後日紺屋に今晩鍛冶屋(あさってこうやにこんばんかじや)
- 明日食う塩辛に今日から水を飲む(あすくうしおからにきょうからみずをのむ)
- 明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
- 謂う勿れ、今日学ばずして来日ありと(いうなかれ、こんにちまなばずしてらいじつありと)
- 言うまいと思えど今朝の寒さかな(いうまいとおもえどけさのさむさかな)
- 医者の只今(いしゃのただいま)
- 今か今か(いまかいまか)
- 今でこそ(いまでこそ)
- 今泣いた烏がもう笑う(いまないたからすがもうわらう)
- 今に始まったことではない(いまにはじまったことではない)
「大」を含むことわざ
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 犬になるなら大家の犬になれ(いぬになるならおおやのいぬになれ)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- お家の一大事(おいえのいちだいじ)
