「急」を含む故事・ことわざ・慣用句
「急」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 22 件
- 急がば回れ(いそがばまわれ)- 急を要することは時間や手間がかかっても安全確実にやる方が得策だということ。急ぐ時に危険な近道を通るより遠回りでも安全な道を行く方が結局早く着く意から。 
- 急ぎの文は静かに書け(いそぎのふみはしずかにかけ)- 急ぎの手紙ほど大事な用件が多く、あせって早く書こうとすると間違うことが多いので、落ち着いてゆっくり書いとほうがいいということ。 
- 急ぐな休むな(いそぐなやすむな)- 早く仕事の成果をあげようと焦ると、落ち度があったり疲れすぎたりするし、休んでばかりでは仕事がはかどらない。大きな仕事を成し遂げるためには、あわてずに、また休み過ぎずにするのがよいということ。 
- 一旦緩急あれば(いったんかんきゅうあれば)- ひとたび大事が起きた時には、という意味。「一旦」はひとたび、「緩急」は差し迫った場合という意。 
- 気が急く(きがせく)- 物事を早く進めようとしたり、急がなければいけないと思ったりして、気持ちが落ち着かないさま。 
- 危急存亡の秋(ききゅうそんぼうのとき)- 生き残るか滅びるかの大きな岐路に立たされている時。「秋」は重大な時期の意。 
- 急所を衝く(きゅうしょをつく)- 物事の核心となる部分を鋭く指摘すること。 
- 急所を握る(きゅうしょをにぎる)- 相手の致命的な弱点や嫌がる所を的確に見抜くこと。 
- 焦眉の急(しょうびのきゅう)- 危険が差し迫っていること。また、事態が切迫していること。 「焦眉」は眉毛がこげること。 眉毛がこげるほど近くまで火が迫っているとの意から。 「眉(眉毛)に火がつく」ともいう。 
- 序破急(じょはきゅう)- 物事の始めと中と終わりのこと。また、緩急の変化のこと。舞楽や能楽などを構成する三区分の名称から。 
- 急いては事を仕損じる(せいてはことをしそんじる)- あせって事を急ぐと失敗しやすく、急いだことが無駄になるということ。 
- 急かねば事が間に合わぬ(せかねばことがまにあわぬ)- 事を急ぐと失敗しやすいとわかっているが、急がなければ間に合わず、役に立たないということ。 
- 急く事はゆるりとせよ(せくことはゆるりとせよ)- 急がなければならない事は、ゆっくり落ち着いてするほうが、焦って失敗することもなく結果としては早いということ。 
- 船頭のそら急ぎ(せんどうのそらいそぎ)- 本当は急いでいないのに、急いでいるふりをすることのたとえ。船頭が「船が出るぞ」と言って客を船に乗り込ませながら、なかなか船を出さないことから。 
- 善は急げ(ぜんはいそげ)- 良いことだと思ったら、ためらわずすぐに実行せよということ。 
- 善は急げ悪は延べよ(ぜんはいそげあくはのべよ)- 良いことだと思ったら、ただちにに実行せよ。悪いことをしようとする時は、なるべく実行を延ばせということ。 
- 短兵急(たんぺいきゅう)- だしぬけである様子。いきなり。 「短兵」は短い武器のことで、それを持って急に攻めるとの意から。 
- 轍鮒の急(てっぷのきゅう)- 危機が差し迫っていることのたとえ。 「轍」は車輪の跡、わだちのこと。 「鮒」は魚の鮒(ふな)のこと。 車輪の跡にできた枯れかけの水たまりにいる鮒という意味から。 
- 風雲急を告げる(ふううんきゅうをつげる)- 大事変が今にも起こりそうな、緊迫した情勢のたとえ。 
- 前急ぎは後急ぎ(まえいそぎはあといそぎ)- 先へと急ぎすぎると失敗が多いということ。 
- ゆっくり急げ(ゆっくりいそげ)- 急ぐ時こそ、慎重に行動すべきだということ。 
- 礼は急げ(れいはいそげ)- 出来るだけ早くお礼をしたほうが、感謝の気持ちが相手によく伝わるということ。 
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