「時」から始まる故事・ことわざ・慣用句
「時」から始まる故事・ことわざ・慣用句 — 22 件
時間の問題(じかんのもんだい)
結果がほぼ分かっていて、そのままの状態で近いうちにその結果になるだろうという状態。
時間を割く(じかんをさく)
忙しい中で時間をやりくりして、あることをするために時間を作ること。
時機に投ずる(じきにとうずる)
機会を利用してうまく物事を行うこと。または、時代の流れに乗って行動すること。
時好に投ずる(じこうにとうずる)
時代の風潮に合って、世間にもてはやされること。
時代掛かる(じだいがかる)
当時よりも昔の時代の感じを与える。古びている。
時流に乗る(じりゅうにのる)
その時代の流行や風潮、傾向などの流れを利用して物事をうまく進めること。
時に遇う(ときにあう)
好機に巡り合って幸運を掴むこと。
時に遇えば鼠も虎になる(ときにあえばねずみもとらになる)
時流に乗れば、つまらない者でも出世して権力をふるうようになるというたとえ。
時に臨む(ときにのぞむ)
ある物事が行われたり、起こったりする時になること。
時の氏神(ときのうじがみ)
ちょうどよい時期に来て喧嘩の仲裁などをしてくれるありがたい人のこと。
時の花を挿頭にせよ(ときのはなをかざしにせよ)
時流に乗って世渡りすることがよいということ。 「挿頭」は髪や冠に挿す飾り花のこと。 その時季に咲く花を飾るように、その時代の風潮や傾向に合わせて暮らすべきであるということ。
時の用には鼻を削げ(ときのようにははなをそげ)
急を要する場合には、どんな手段でも取った方がよいというたとえ。 緊急の場合には、自分の鼻を削ぎ落とすような非常手段を取るのもやむを得ないとの意から。 「苦しい時は鼻をも削ぐ」ともいう。
時は得難くして失い易し(ときはえがたくしてうしないやすし)
好機はめったにめぐってこないし、油断するとすぐに去ってしまうということ。また、時は二度とめぐってこないので、わずかな時間も大切に過ごすべきであるということ。
時は金なり(ときはかねなり)
時間は金銭と同じように貴重なものだから無駄にしてはいけないということ。
時は人を待たず(ときはひとをまたず)
時は人の都合などおかまいなしに刻々と過ぎ去っていくので、時間を無駄にせず大事に過ごすべきであるということ。 「光陰人を待たず」「時は人を待たず」ともいう。
時を争う(ときをあらそう)
わずかな時間も無駄にできないほど、事態が差し迫っている。急を要する。
時を失う(ときをうしなう)
好機を逃すこと。よい機会を失うこと。
時を移さず(ときをうつさず)
ある物事の後に時間を空けずに行う様子。すぐに。
時を得た一針は九針の手間を省く(ときをえたいっしんはきゅうしんのてまをはぶく)
すぐに対処しておけば、あとで大掛かりな手間をかけずにすむということ。 その時に一針縫っておけば、あとで九針縫う手間を省くことができるとの意から。 「適時の一針は九針の手間を省く」ともいう。
時を得る(ときをえる)
よい機会にめぐりあって栄えること。
時を稼ぐ(ときをかせぐ)
準備を整えたり有利な状況になったりするまで長引かせること。 「時間を稼ぐ」ともいう。
時を待つ(ときをまつ)
好機が訪れるのを待つこと。時機を待つこと。
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