「覚」を含む故事・ことわざ・慣用句
「覚」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
人の習性は、育つ環境の影響を大きく受けるということ。 商人の子どもは金勘定に敏感で、眠っていても算盤の音で起きるという意味から。
腕に覚えがある(うでにおぼえがある)
以前の経験から、自分の能力や技術に自信を持っていること。
覚えがめでたい(おぼえがめでたい)
目上の人から信頼され可愛がられること。
覚悟の上(かくごのうえ)
何かをするにあたって、事前に心構えができている様子。
覚悟の前(かくごのまえ)
何かをするにあたって、事前に心構えができている様子。
体で覚える(からだでおぼえる)
実際に体験して、技術などを全身の感覚で身に付けること。
渇きを覚える(かわきをおぼえる)
欲望を無性に充足させたいと思う気持ちが募ること。 喉が渇いて水を飲みたいと感じるとの意から。
轡の音にも目を覚ます(くつわのおとにもめをさます)
ちょっとしたことにも敏感に反応することのたとえ。「轡」は馬の口につける金具で、その轡が鳴る小さな音でも武士は目を覚ましたということから。
春眠、暁を覚えず(しゅんみん、あかつきをおぼえず)
春の夜は寝心地がいいので、夜が明けたのにも気付かず、なかなか目が覚めないということ。
先覚者(せんかくしゃ)
いち早く物事の道理や重要性に気付き、実践する人。草分け。
寝覚めが悪い(ねざめがわるい)
過去に自分がした悪事などが思い出されて良心が痛むこと。
寝ても覚めても(ねてもさめても)
いつでも。四六時中。
早覚えの早忘れ(はやおぼえのはやわすれ)
飲み込みの早い人は忘れるのも早いので当てにならないということ。 「早覚えの早忘れ」「早飲み込みの早忘れ」ともいう。
馬鹿の一つ覚え(ばかのひとつおぼえ)
愚か者が、たった一つ覚えていることを得意げに振りかざすことをあざけっていう言葉。
不覚を取る(ふかくをとる)
油断が原因となって失敗すること。
目が覚める(めがさめる)
あることがきっかけとなり、本来の正しい自分の姿に戻ること。 「目を覚ます」ともいう。
目が覚めるような(めがさめるような)
眠けがさめるほど、鮮やかで際立って美しいさま。
目のあるだけ不覚(めのあるだけふかく)
自分が犯した失敗には言い訳は通用せず、不注意や落ち度があったことを認めないわけにはいかないということ。 目があるにもかかわらず、見えなかったと言いのがれすることはできないとの意から。
目を覚ます(めをさます)
あることがきっかけとなり、本来の正しい自分の姿に戻ること。 「目を覚ます」ともいう。
夢から覚めたよう(ゆめからさめたよう)
我を忘れて何かに夢中になっていた人が、ふと我に返って普段の自分を取り戻すさま。
夢が覚める(ゆめがさめる)
心の迷いがなくなり、正気を取り戻すこと。