「鞭」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 11 件
「鞭」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
愛の鞭(あいのむち)
相手のことを思い、厳しく接したり罰を与えたりすること。
飴と鞭(あめとむち)
支配または指導の方法で、飴を譲歩、鞭を厳しい弾圧になぞらえて使い分けることのたとえ。 ドイツのビスマルクの社会主義運動に対する政策を評したことばから。
死屍に鞭打つ(ししにむちうつ)
もう口をきけない相手の落ち度を、あとから声高に並べ立てること。 応じる者のいない場所で咎めるので、聞く側には後味の悪さが残る。 楚の平王に父と兄を殺された伍子胥が、のちに都を落としたとき、すでに葬られていた王を墓から引き出して鞭を振るったという故事から。 「屍に鞭打つ」「死者に鞭打つ」ともいう。
先鞭を着ける(せんべんをつける)
他の人より先に着手すること。一番に馬に鞭を入れるということから。
長鞭馬腹に及ばず(ちょうべんばふくにおよばず)
鞭がどれほど長くても、馬の腹までは当たらない。抜きん出た勢いを持つ者にも手の回らぬ場所はあり、また、身の丈が過ぎれば道具としては使えなくなる。楚に攻められた宋を救おうとした晋侯を、大夫の伯宗がこの古語を引いて思い止まらせたという故事から。
駑馬に鞭打つ(どばにむちうつ)
能力のない者に、能力以上のことをさせるたとえ。多くは自分が努力することをへりくだっていう言葉。
走り馬にも鞭(はしりうまにもむち)
すでに十分な速さのものを、それでもまだ急がせる。 加減より、行けるところまで行かせるほうを選ぶ。 「駆ける馬にも鞭」「駆け馬に鞭」ともいう。
裸馬の捨て鞭(はだかうまのすてむち)
何もかもなくした状態になったあと、自暴自棄になって無茶苦茶なことをするたとえ。「捨て鞭」は、馬を速く走らせるために尻を鞭打つこと。人も荷物も乗せていない馬の尻を鞭打つということから。
疲馬は鞭箠を畏れず(ひばはべんすいをおそれず)
くたびれ果てた馬は、打たれてももう身を動かさない。暮らしに追い詰められた者は重い咎めを示されても怯まず、法を踏み越えていく。鞭箠はむちをいう。
痩せ馬鞭を恐れず(やせうまむちをおそれず)
やせ衰えた馬は、鞭を振り上げられてもおびえるそぶりを見せない。 貧しさに沈んだ者は、罰の怖さより目の前の苦しさが勝ってしまい、悪い道へ入り込むということ。
老骨に鞭打つ(ろうこつにむちうつ)
歳を重ねて利かなくなった体に、あえて負荷をかけて働くこと。人に言うより、自分の骨折りを控えめに言い表すのに使う。
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