「肩」を含む故事・ことわざ・慣用句
「肩」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
肩入れする(かたいれする)
ある人や物を特別に援助したり贔屓したりすること。 物を担ぐのを助けるとの意から。
肩が軽くなる(かたがかるくなる)
重たい責任や負担がなくなって気が楽になること。 肩こりがとれて楽になるとの意から。
肩が凝る(かたがこる)
ひどく緊張したり堅苦しさを感じたりして、疲れたような気分になることのたとえ。 「肩が張る」ともいう。
肩が張る(かたがはる)
ひどく緊張したり堅苦しさを感じたりして、疲れたような気分になることのたとえ。 「肩が張る」ともいう。
肩透かしを食う(かたすかしをくう)
意気込んで向かったところを、相手にうまくかわされてしまうことのたとえ。 「肩透かし」は、相撲の決まり手の一つであり、相手の攻めをかわして前へ引き倒す技のこと。
肩透かしを食わせる(かたすかしをくわせる)
意気込んで向かったところを、相手にうまくかわされてしまうことのたとえ。 「肩透かし」は、相撲の決まり手の一つであり、相手の攻めをかわして前へ引き倒す技のこと。
肩叩き(かたたたき)
相手の肩を軽くたたきながら頼みごとをすること。 特に、上役が部下に退職を勧めるときに用いられる。
肩叩きをする(かたたたきをする)
相手の肩を軽くたたきながら頼みごとをすること。 特に、上役が部下に退職を勧めるときに用いられる。
肩で風を切る(かたでかぜをきる)
肩をそびやかして、得意げに颯爽と歩くさま。また、得意げに振る舞うさま。
肩に掛かる(かたにかかる)
ある人が責任や任務などの負担を負わなければならなくなること。
肩の荷が下りる(かたのにがおりる)
重たい責任や負担から解放され、気が楽になること。 単に「荷が下りる」ともいう。
肩の荷を下ろす(かたのにをおろす)
義務や責任を果たし、負担から解放されて気が楽になること。 「荷を下ろす」ともいう。
肩肘張る(かたひじはる)
人に弱みを見せないように、気負ったり威張ったりする様子。 肩をそびやかして肘を張る意から。
肩身が狭い(かたみがせまい)
世間に対して面目が立たず、恥ずかしい思いをすること。「肩身」は、世間や他人に対する面目の意。
肩身が広い(かたみがひろい)
世間に対して面目がたち、得意げにするさま。
肩を怒らす(かたをいからす)
肩にちからを入れ、威圧的な態度をとること。
肩を怒らせる(かたをいからせる)
肩にちからを入れ、威圧的な態度をとること。
肩を入れる(かたをいれる)
ある人や物を特別に援助したり贔屓したりすること。物を担ぐために物の下に肩をあてて助けるとの意から。 また、[[肌脱ぎ*https://kokugo.jitenon.jp/word/p41092]]の状態から着物を着ること。
肩を落とす(かたをおとす)
がっかりして気力を失うさま。 力が抜けて肩が垂れ下がる意から。
肩を貸す(かたをかす)
手助けをする。援助する。 自分の肩につかまらせて支えとなる、また物を担ぐのを助けるとの意から。
肩を竦める(かたをすくめる)
肩を少し上げ、首を縮めるようにして、困惑や呆れの気持ちなどを表す。
肩を窄める(かたをすぼめる)
肩を落とすように身を縮める様子。 また、寒さや肩身が狭い思いをして元気がない様子。
肩を聳やかす(かたをそびやかす)
肩にちからを入れ、威圧的な態度をとること。
肩を叩く(かたをたたく)
相手の肩を軽くたたきながら頼みごとをすること。 特に、上役が部下に退職を勧めるときに用いられる。
肩を並べる(かたをならべる)
横に並ぶこと。また、実力や地位が対等の位置に立つこと。
肩を持つ(かたをもつ)
その人の味方になって、援助したりかばったりする。
四十肩に五十腕(しじゅうかたにごじゅううで)
四十歳、五十歳頃になると、身体のあちこちが痛んで動きが悪くなることをいう言葉。
双肩に担う(そうけんにになう)
責任をもって重要な任務を受け持つこと。 「双肩」は左右の肩のことで、左右の肩で担ぐという意味から。
昔は肩で風を切り、今は歩くに息を切る(むかしはかたでかぜをきり、いまはあるくにいきをきる)
昔は威勢のよかった者が、今は衰えてしまったことのたとえ。若いころは肩で風を切ってさっそうと歩いていた者も、年をとって歩くだけで息切れするということから。