内孫より外孫について

言葉 | 内孫より外孫 |
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読み方 | うちまごよりそとまご |
意味 | 同居している嫁が生んだ内孫よりも、嫁に行った娘が生んだ外孫のほうがかわいいということ。外孫は実の娘が生んだ子だからかわいく思われる、また、たまにしか会えないからかわいいともいう。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「内」を含むことわざ
毬栗も内から割れる(いがぐりもうちからわれる)
誰でも年ごろになると自然と色気が出てくるということのたとえ。特に女性についていう。 鋭いとげのある毬栗でも熟せば自然にはじけて実が飛び出すという意から。
内兜を見透かす(うちかぶとをみすかす)
相手の内情や弱点を掴むたとえ。「内兜」は兜の内側のこと。
内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
家庭のしつけが悪い子どもは、外に出るとすぐにわかるということのたとえ。飼い主の手入れの悪い馬は、外に出た時に毛を振って汚れを落とそうとするので、すぐわかるという意から。
内に省みて疚しからず(うちにかえりみてやましからず)
自分の心の中を振り返ってみて、良心に恥じることが少しもないということ。
内裸でも外錦(うちはだかでもそとにしき)
どんなに苦しくても世間体を繕わなければ世の中をうまく渡っていくことはできないというたとえ。貧しくて家の中では裸同然の暮らしをしていても、外に出る時はきちんとした身なりをしなければならないという意から。
内弁慶(うちべんけい)
家の中では威張っていても外では意気地がないこと。また、そういう人。
「孫」を含むことわざ
親苦、子楽、孫乞食(おやく、こらく、まごこじき)
親が苦労して築いた財産も、子が楽をして使い果たし、孫の代は乞食のような暮らしになりがちだというたとえ。
祖父は辛労、子は楽、孫は乞食(じじはしんろう、こはらく、まごはこじき)
金持ちも長続きはしないことのたとえ。 祖父が苦労して財産を築き、子が楽をして、孫は乞食になるほどに落ちぶれるということから。
児孫のために美田を買わず(じそんのためにびでんをかわず)
子孫に財産を残せば、それに頼って努力をしないのであえて財産を残さないということ。西郷隆盛の詩の一節。
外孫飼うより犬の子飼え(そとまごかうよりいぬのこかえ)
他家へ嫁いだ娘が生んだ子は、いくらかわいがっても、将来の頼りにはならない。そんな孫をかわいがるより、犬の子をかわいがるほうがましだということ。
孫飼わんより犬の子飼え(まごかわんよりいぬのこかえ)
孫を可愛がっても孝養は期待できないから、犬でも飼ったほうがましだということ。
孫は子より可愛い(まごはこよりかわいい)
孫は子ども以上にかわいいということ。祖父母が孫をかわいがることの甚だしさをいう。
「外」を含むことわざ
顎が外れる(あごがはずれる)
あまりにおかしくて、口を大きく開けて大笑いすることのたとえ。
当てが外れる(あてがはずれる)
期待や予想とは異なった結果になること。
当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
当てにしていた事は、相手の都合などで外れることが多いというたとえ。 「当て事」は当てにしている事。「向こう」は身体の前、また、相手のこと。 当てにしていた事は、越中褌と同じように、向こうから外れるという意から。
当て事は向こうから外れる(あてごとはむこうからはずれる)
当てにしていた事は、相手の都合などで外れることが多いというたとえ。 「当て事」は当てにしている事。「向こう」は身体の前、また、相手のこと。 当てにしていた事は、越中褌と同じように、向こうから外れるという意から。
家を外にする(いえをそとにする)
事情があって外出していること。また、自分の家に帰らず、外泊すること。
色は思案の外(いろはしあんのほか)
恋愛は理性を失わせるから、常識や理屈ではとうてい理解できないということ。「恋は思案の外」「恋は分別の外」ともいう。