「内」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 31 件
「内」を含む漢字が使われている故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
故事・ことわざ・慣用句一覧
危ない事は怪我の内(あぶないことはけがのうち)
危ないことには、はじめから近寄るなという教え。 危険なことはもう怪我の圏内に入るとの意から。
毬栗も内から割れる(いがぐりもうちからわれる)
娘も年ごろに達すれば、誰に教わるでもなく色めいてくるということ。 針のようなとげを立てた毬栗も、時が来れば人の手を借りずにひとりでに口を開ける。そこにたとえたもの。
内兜を見透かす(うちかぶとをみすかす)
相手の内情や弱点を掴むたとえ。「内兜」は兜の内側のこと。
内で掃除せぬ馬は外で毛を振る(うちでそうじせぬうまはそとでけをふる)
家庭のしつけが悪い子どもは、外に出るとすぐにわかるということのたとえ。 飼い主の手入れの悪い馬は、外に出た時に毛を振って汚れを落とそうとするので、すぐにわかるとの意から。
内に省みて疚しからず(うちにかえりみてやましからず)
自分の心の中を振り返ってみて、良心に恥じることが少しもないということ。
内の米の飯より隣の麦飯(うちのこめのめしよりとなりのむぎめし)
わが家の膳に載る白い飯より、垣根ひとつ向こうの麦の飯のほうが旨そうに映る。よそのものは、こちらより粗末であってもかえって引き立って見えるものだ。
内裸でも外錦(うちはだかでもそとにしき)
どんなに苦しくても世間体を繕わなければ世の中をうまく渡っていくことはできないというたとえ。 貧しくて家の中では裸同然の暮らしをしていても、外に出る時はきちんとした身なりをしなければならないとの意から。
内弁慶(うちべんけい)
家の中でだけ威張っているが、外では少しの度胸もないこと。また、そのような人。陰弁慶。
内弁慶外すばり(うちべんけいそとすばり)
家の中では威張っているが外では意気地がない弱虫のこと。「すばり」は小さく縮こまること。
内孫より外孫(うちまごよりそとまご)
同じ孫でも、家に同居している内孫より、嫁いだ娘の産んだ外孫のほうがいとおしく感じられるということ。 内孫は跡取りとして日々しつけの目を向けられるのに対し、外孫はたまに訪れるだけの客として迎えられる。その隔たりがかわいさの差になるという。
思い内にあれば色外に現る(おもいうちにあればいろそとにあらわる)
腹に抱えたものは、目もとや身のこなしに滲み出る。隠しおおせたつもりでも、外からは知れてしまう。
外面似菩薩、内心如夜叉(げめんじぼさつ、ないしんにょやしゃ)
外面は菩薩のようにやさしく美しいが、内面は夜叉のように邪悪で恐ろしい人のこと。 仏教で、女性が修行の妨げになることを戒めていった言葉。 「外面如菩薩、内心如夜叉」ともいう。
蝙蝠も鳥の内(こうもりもとりのうち)
その道の者とは言いにくい相手まで、ひとまとめに数えられている。格の合わない顔ぶれが並んでいても、外からは同じ一群として通ってしまう。
舌の根も乾かぬ内(したのねもかわかぬうち)
さっき口にした内容とは逆の言動が、間を置かずに出てくる。言い終えた直後だという短さそのものを突いて咎める言い方。
外愛嬌の内そんぶり(そとあいきょうのうちそんぶり)
よその人の前に出ると如才なくにこやかに振る舞うのに、身内の前では仏頂面になること。また、そうした人。「そんぶり」は素振りの転で、ぶっきらぼうな態度をいう。
田作りも魚の内(たづくりもうおのうち)
見くびられがちな者でも、数に入れれば立派な戦力になる。端の一人として当てにして差し支えない。 「田作り」は小魚を干して作る正月の祝い肴。ごまめともいう。
掌の内(たなごころのうち)
まるで手の中にあるかのように、物事が自分の思い通りになること。 「掌」は、てのひらのこと。
町内で知らぬは亭主ばかりなり(ちょうないでしらぬはていしゅばかりなり)
近所ではとうに噂になっている連れ合いの浮気を、当の夫だけが最後まで気づかずにいる。 周りの目に映っているものが、いちばん間近な者にだけ見えないという皮肉。
手の内を見せる(てのうちをみせる)
自分の能力を相手に示すこと。 または、心の中で考えていることや秘密にしている計画などを相手に明かすこと。
遠目、山越し、笠の内(とおめ、やまごし、かさのうち)
遠くから見るとき、山越しに見るとき、また、笠に隠れた顔の一部をちらりと見る時は、はっきりと見えないので、実際以上に美しく感じられるということ。
隣の白飯より内の粟飯(となりのしろめしよりうちのあわめし)
よそでご馳走になるより、粗末でもわが家の食事のほうが心安いということ。 隣の家で白い飯を振る舞われるより、粟のまじった飯でも自分の家で食べるほうが気詰まりがない意で、人の厄介になることのわずらわしさをいう。
内界の財貨(ないかいのざいか)
知識や徳、芸能などのように、人間の心の中に存在する無形の財産のこと。 外部に見えないが、精神や内面的な価値として重要なもの。
内証は火の車(ないしょうはひのくるま)
外見は裕福そうに見えても、内実は非常に苦しく、家計や経済状況が極めて厳しいこと。 外部からはその困窮が分かりにくいが、内輪では財政的に追い詰められている様子。
内心忸怩たる思い(ないしんじくじたるおもい)
自らの行動や過ちに対して、深く恥じ入る気持ちを表す言葉。 自身の至らなさや失敗を強く意識し、申し訳なさや恥ずかしさに駆られる心情。
内助(ないじょ)
表立たず、内部から援助をおこなうこと。とくに、妻が家庭で夫を支えること。
内助の功(ないじょのこう)
夫が外で十分働けるように、妻が家庭で陰ながら夫を助ける功績のこと。
早飯も芸の内(はやめしもげいのうち)
膳を片づける速さは、人に使われる身では一つの腕前として通る。ほかに見せ場のない者を、からかい半分に持ち上げるときにも使う。
腹も身の内(はらもみのうち)
腹とて他人のものではない。飲み食いの度が過ぎれば、つけを払うのは我が身である。
卑下も自慢の内(ひげもじまんのうち)
しきりに自分を低く言う人は、そう言えるだけの物を持っていると聞き手に思わせている。下げた分だけ、相手には高く伝わる。
目の黒い内(めのくろいうち)
まだこの世に息のあるかぎり。健在な者が目を配っているあいだ、という含みで使う。
