火は火で消えぬについて
火は火で消えぬ
ひはひできえぬ

言葉 | 火は火で消えぬ |
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読み方 | ひはひできえぬ |
意味 | 火を消そうとして火を使っても消せないように、力に力で対抗してもうまくいかないということ。 |
出典 | - |
使用されている漢字
「火」を含むことわざ
秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
人を戒める指導的立場の者が、自ら過ちを犯してしまうたとえ。「秋葉山」は火災除けの神を祭る静岡県の秋葉神社のこと。
足下に火が付く(あしもとにひがつく)
危険が身辺に近づいているたとえ。
熱火子に払う(あつびこにはらう)
緊急事態には、利己心が醜く現れることのたとえ。 炎が自分に迫ってきた時は、大事な我が子の方へでも炎を払いのけて助かろうとする意から。 「熱火、子にかく」とも。
油紙に火の付いたよう(あぶらがみにひのついたよう)
べらべらとよくしゃべる様子。油の付いた紙は、めらめらとよく燃えることから。
暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
暗闇で明かりを失うように、頼りにしていたものを失って途方にくれることのたとえ。
家に女房なきは火のない炉のごとし(いえににょうぼうなきはひのないろのごとし)
家に主婦がいないのは、炉の中に火がないのと同じで、大事なものが欠けていて寂しいということ。
「消」を含むことわざ
肝を消す(きもをけす)
非常に驚くこと。びっくりすること。肝を潰す。 または、苦心すること。真心を尽くすこと。
消息を絶つ(しょうそくをたつ)
連絡が取れなくなり、どこにいるのかわからなくなること。行方不明になる。
魂を消す(たましいをけす)
とてもさびしい思いをすること。心からさびしく思うこと。 または、非常に驚きおそれること。肝を冷やす。
火が消えたよう(ひがきえたよう)
急激に活気を失って、寂しい様子になること。
火の消えたよう(ひのきえたよう)
周囲を明るく照らしていた火が消えたように、急に活気がなくなってものさびしい様子。
老兵は死なず、消え去るのみ(ろうへいはしなず、きえさるのみ)
役目の終わった者は、表舞台から去るということ。敗戦後、占領指令官だったダグラス・マッカーサーが離日の際に言った言葉。