事は密なるを以て成る
「事は密なるを以て成る」の意味・読み方・異形などを解説します。類句に「謀は密なるを貴ぶ」などがあります。
事は密なるを以て成る
ことはみつなるをもってなる
| 言葉 | 事は密なるを以て成る |
|---|---|
| 読み方 | ことはみつなるをもってなる |
| 意味 | 事を運ぶなら、人に知られぬうちに運びきることだ。中身が外へ流れ出た時点で、その仕事は崩れはじめる。韓非子はこれに「語は泄を以て敗る」を続け、口から漏れることこそ破綻のもとだと説いた。 |
| 出典 | 『韓非子』説難 |
| 異形 | 事は密を以て成り、語は泄を以て敗る(ことはみつをもってなり、ごはせつをもってやぶる) |
| 場面 | 策略 / 秘密 |
| 類句 | 謀は密なるを貴ぶ(はかりごとはみつなるをたっとぶ) |
| 使用漢字 | 事 / 密 / 以 / 成 / 語 / 泄 / 敗 |
「事」を含むことわざ
- 秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
- 悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)
- 悪事身に返る(あくじみにかえる)
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 明日の事は明日案じよ(あすのことはあすあんじよ)
- 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 言うに事欠いて(いうにことかいて)
- 一事が万事(いちじがばんじ)
- 色よい返事(いろよいへんじ)
「密」を含むことわざ
- 隠密の沙汰は高く言え(おんみつのさたはたかくいえ)
- 公然の秘密(こうぜんのひみつ)
- 事は密なるを以て成る(ことはみつなるをもってなる)
- 知らぬが秘密(しらぬがひみつ)
- 謀は密なるを貴ぶ(はかりごとはみつなるをたっとぶ)
「以」を含むことわざ
- 油を以って油煙を落とす(あぶらをもってゆえんをおとす)
- 佚を以って労を待つ(いつをもってろうをまつ)
- 夷を以て夷を制す(いをもっていをせいす)
- 怨みに報ゆるに徳を以てす(うらみにむくゆるにとくをもってす)
- 己を以て人を量る(おのれをもってひとをはかる)
- 恩を以て怨みに報ず(おんをもってうらみにほうず)
- 君君たらずと雖も臣以て臣たらざるべからず(きみきみたらずといえどもしんもってしんたらざるべからず)
- 牛刀を以て鶏を割く(ぎゅうとうをもってにわとりをさく)
- 楔を以て楔を抜く(くさびをもってくさびをぬく)
- 管を以て天を窺う(くだをもっててんをうかがう)
「成」を含むことわざ
- 仇花に実は成らぬ(あだばなにみはならぬ)
- あるは厭なり思うは成らず(あるはいやなりおもうはならず)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 一家の言を成す(いっかのげんをなす)
- 一家を成す(いっかをなす)
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 重きを成す(おもきをなす)
- 咳唾、珠を成す(がいだ、たまをなす)
- 学若し成らずんば死すとも帰らず(がくもしならずんばしすともかえらず)
- 胸中、成竹あり(きょうちゅう、せいちくあり)
「語」を含むことわざ
- 犬に論語(いぬにろんご)
- 歌物語の歌忘れ(うたものがたりのうたわすれ)
- 解語の花(かいごのはな)
- 怪力乱神を語らず(かいりょくらんしんをかたらず)
- 語りえぬものについては沈黙せねばならない(かたりえぬものについてはちんもくせねばならない)
- 語るに足る(かたるにたる)
- 孔子に論語(こうしにろんご)
- 沙中の偶語(さちゅうのぐうご)
- 三日書を読まざれば語言味無し(さんじつしょをよまざればごげんあじなし)
- 井蛙は以て海を語るべからず(せいあはもってうみをかたるべからず)
「泄」を含むことわざ
- 事は密を以て成り、語は泄を以て敗る(ことはみつをもってなり、ごはせつをもってやぶる)
- 天機泄らすべからず(てんきもらすべからず)
「敗」を含むことわざ
- 一敗、地に塗れる(いっぱい、ちにまみれる)
- 喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)
- 事は密を以て成り、語は泄を以て敗る(ことはみつをもってなり、ごはせつをもってやぶる)
- 失敗は成功のもと(しっぱいはせいこうのもと)
- 敗軍の将は兵を語らず(はいぐんのしょうはへいをかたらず)
