沙中の偶語とは
沙中の偶語
さちゅうのぐうご
言葉 | 沙中の偶語 |
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読み方 | さちゅうのぐうご |
意味 | 臣下たちが集まって、密かに謀反の相談をすること。
中国の漢の高祖は、天下を取った後に臣下たちが砂地に集まって話しているのを見つけ、不審に思って調べさせると謀反の相談をしていたという故事から。 「沙中」は砂地。 「偶語」は互いに向かい合って話し合うこと。 |
出典 | 『史記』留侯世家 |
使用漢字 | 沙 / 中 / 偶 / 語 |
「沙」を含むことわざ
- 胡乱の沙汰(うろんのさた)
- 遠慮が無沙汰(えんりょがぶさた)
- 遠慮は無沙汰(えんりょはぶさた)
- 音沙汰が無い(おとざたがない)
- 隠密の沙汰は高く言え(おんみつのさたはたかくいえ)
- 沙汰の限り(さたのかぎり)
- 沙弥から長老(しゃみからちょうろう)
- 沙弥から長老にはなれぬ(しゃみからちょうろうにはなれぬ)
- 地獄の沙汰も金次第(じごくのさたもかねしだい)
「中」を含むことわざ
- 麻の中の蓬(あさのなかのよもぎ)
- 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)
- 当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 意中の人(いちゅうのひと)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
- 渦中に巻き込まれる(かちゅうにまきこまれる)
「偶」を含むことわざ
- 沙中の偶語(さちゅうのぐうご)
- 木偶の坊(でくのぼう)