謀は密なるを貴ぶについて
謀は密なるを貴ぶ
はかりごとはみつなるをたっとぶ

言葉 | 謀は密なるを貴ぶ |
---|---|
読み方 | はかりごとはみつなるをたっとぶ |
意味 | 計略は秘密に進めることが大事だということ。
「謀は密なるを良しとす」ともいう。 |
出典 | 『三略』 |
別表記 | 謀は密なるを良しとす(はかりごとはみつなるをよしとす) |
使用されている漢字
「謀」を含むことわざ
朝に夕べを謀らず(あしたにゆうべをはからず)
事態が切迫していて、余裕がないことのたとえ。朝にその日の夕方のことを考えるゆとりがないという意から。
甲由田申は筆者の誤り、十点千字は継母の謀(こうゆでんしんはひっしゃのあやまり、じってんせんじはけいぼのはかりごと)
大功を成す者は衆に謀らず(たいこうをなすものはしゅうにはからず)
大事業を成し遂げる者は、周囲の意見を聞いたり相談したりせず、自分の判断で事を行うということ。
謀は密なるを貴ぶ(はかりごとはみつなるをたっとぶ)
「密」を含むことわざ
隠密の沙汰は高く言え(おんみつのさたはたかくいえ)
秘密の話はこそこそ言わずに大きな声で話せということ。ひそひそ話は人の好奇心をかきたて注意をひきやすいので、普通に話しているほうが目立たず秘密が守れるという意から。
公然の秘密(こうぜんのひみつ)
表向きは秘密とされているが、実際には広く世間に知れ渡っていること。 「公然」は誰もが知っているということ。
謀は密なるを貴ぶ(はかりごとはみつなるをたっとぶ)
「貴」を含むことわざ
人肥えたるが故に貴からず(ひとこえたるがゆえにたっとからず)
人間の価値は、外見ではなく内面で決まるということ。見かけより実質が重要であるということのたとえ。
富貴天に在り(ふうきてんにあり)
富や地位は天の与えるものであり、人の力ではどうすることもできないということ。
富貴には他人集まり、貧賤には親戚も離る(ふうきにはたにんあつまり、ひんせんにはしんせきもはなれる)
地位や財産のある者には赤の他人も寄ってくるが、貧乏な者には親戚さえも寄り付かないということ。
富貴は浮雲の如し(ふうきはふうんのごとし)
富や地位は、まるで空に浮かぶ雲のようにはかないものだということ。
無事これ貴人(ぶじこれきじん)
兵は神速を貴ぶ(へいはしんそくをたっとぶ)
戦いで軍隊を動かす時は、迅速なことがもっとも大事なことであるということ。