君子の九思
ことわざ「君子の九思」(くんしのきゅうし)の意味・読み方を解説します。
君子の九思
くんしのきゅうし
| 言葉 | 君子の九思 |
|---|---|
| 読み方 | くんしのきゅうし |
| 意味 | 徳を身につけた立派な人が、ふだんから気を配るべきだとされる九つの事柄。
見るときは見落としなくとらえているか、聞くときは聞き違えずに受け取っているか、顔つきはやわらいでいるか、ふるまいはつつしみ深いか、口にすることに偽りはないか、務めに気を抜かず取り組んでいるか、分からないことは人にたずねたか、腹が立ったときは怒りのままに動けば後でどんな厄介事が起こるかを考えたか、得になるものを前にしたときは、それを手にするのが人の道に外れないかを考えたか、の九つである。 孔子が語った言葉で、『論語』季氏篇に載っている。同じ篇には「君子の三畏」「君子に三戒あり」もあり、『孟子』の「君子の三楽」とあわせ、君子の心得を数を挙げて説いた言葉の仲間である。漢字四字に縮めた呼び名は「君子九思」。 |
| 例文 | 君子の九思の一つ「疑わしいときは人に問う」を思い出し、分からなかった点を放課後に先生へたずねた。 |
| 出典 | 『論語』季氏 |
| 場面 | 戒めの言葉 / 君子 |
| 使用漢字 | 君 / 子 / 九 / 思 |
「君」を含むことわざ
- 一天万乗の君(いってんばんじょうのきみ)
- 君、君たらずと雖も臣は臣たらざるべからず(きみ、きみたらずといえどもしんはしんたらざるべからず)
- 君、辱めらるれば臣死す(きみ、はずかしめらるればしんしす)
- 君君たり臣臣たり(きみきみたりしんしんたり)
- 君は舟、臣は水(きみはふね、しんはみず)
- 君を思うも身を思う(きみをおもうもみをおもう)
- 君子、危うきに近寄らず(くんし、あやうきにちかよらず)
- 君子に三戒あり(くんしにさんかいあり)
- 君子に二言なし(くんしににごんなし)
- 君子の過ちは日月の食のごとし(くんしのあやまちはじつげつのしょくのごとし)
「子」を含むことわざ
- 赤い信女が子を孕む(あかいしんにょがこをはらむ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
- 赤子を裸にしたよう(あかごをはだかにしたよう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 跡追う子に引かれる(あとおうこにひかれる)
「九」を含むことわざ
- 王は十善神は九善(おうはじゅうぜんかみはくぜん)
- お前百までわしゃ九十九まで(おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで)
- 寒九の雨(かんくのあめ)
- 九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
- 九死に一生を得る(きゅうしにいっしょうをえる)
- 九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
- 九層の台は累土より起こる(きゅうそうのうてなはるいどよりおこる)
- 九腸寸断す(きゅうちょうすんだんす)
- 九尺二間に戸が一枚(くしゃくにけんにとがいちまい)
- 九百九十九匹の鼻欠け猿、満足な一匹の猿を笑う(くひゃくくじゅうくひきのはなかけざる、まんぞくないっぴきのさるをわらう)
