九仞の功を一簣に虧くとは
九仞の功を一簣に虧く
きゅうじんのこうをいっきにかく
言葉 | 九仞の功を一簣に虧く |
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読み方 | きゅうじんのこうをいっきにかく |
意味 | 長い間の努力も最後のわずかなところでやめてしまえば無駄になることのたとえ。
「九仞」は非常に高い、「一簣」は一杯のもっこの意。 高い山を築くのに、最後のもっこ一杯の土を虧く(欠く)と完成しないとの意から。 |
出典 | 『書経』旅獒 |
類句 | 磯際で船を破る(いそぎわでふねをやぶる) |
草履履き際で仕損じる(ぞうりはきぎわでしそんじる) | |
百日の説法、屁一つ(ひゃくにちのせっぽう、へひとつ) | |
使用語彙 | 九仞 / 一簣 |
使用漢字 | 九 / 仞 / 功 / 一 / 簣 / 虧 |
「九」を含むことわざ
- お前百までわしゃ九十九まで(おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで)
- 九牛の一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
- 九死に一生を得る(きゅうしにいっしょうをえる)
- 九尺二間に戸が一枚(くしゃくにけんにとがいちまい)
- 三十九じゃもの花じゃもの(さんじゅうくじゃものはなじゃもの)
- 三拝九拝する(さんぱいきゅうはいする)
- 葬礼九つ酒七つ(そうれいここのつさけななつ)
- 鶴九皐に鳴き、声天に聞こゆ(つるきゅうこうになき、こえてんにきこゆ)
- 適時の一針は九針の手間を省く(てきじのいっしんはきゅうしんのてまをはぶく)
「仞」を含むことわざ
- 円石を千仞の山に転ず(えんせきをせんじんのやまにてんず)
- 九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
「功」を含むことわざ
- 相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
- 過ちの功名(あやまちのこうみょう)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- 烏賊の甲より年の功(いかのこうよりとしのこう)
- 一簣の功(いっきのこう)
- 一将功成りて万骨枯る(いっしょうこうなりてばんこつかる)
- 亀の甲より年の功(かめのこうよりとしのこう)
- 勤勉は成功の母(きんべんはせいこうのはは)
- 蛍雪の功(けいせつのこう)
「一」を含むことわざ
- 悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
- 朝顔の花一時(あさがおのはないっとき)
- 朝の一時は晩の二時に当たる(あさのひとときはばんのふたときにあたる)
- 薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
- あの世の千日、この世の一日(あのよのせんにち、このよのいちにち)
- 危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
- 粟一粒は汗一粒(あわひとつぶはあせひとつぶ)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一瓜実に二丸顔(いちうりざねににまるがお)
- 一応も二応も(いちおうもにおうも)
「簣」を含むことわざ
- 一簣の功(いっきのこう)
- 九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
「虧」を含むことわざ
- 九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
- 月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく)
- 満つれば虧く(みつればかく)
- 盈つれば虧く(みつればかく)