小忍ばざれば則ち大謀を乱る
ことわざ「小忍ばざれば則ち大謀を乱る」の意味・読み方・異形などを解説します。
小忍ばざれば則ち大謀を乱る
しょうしのばざればすなわちたいぼうをみだる
| 言葉 | 小忍ばざれば則ち大謀を乱る |
|---|---|
| 読み方 | しょうしのばざればすなわちたいぼうをみだる |
| 意味 | 目先のささいなことに我慢がきかないと、大きな目標に向けて練ってきた計画まで自分の手でつぶしかねないと説く。
「小」は目の前の小さな事柄、「大謀」は規模の大きなくわだて、つまり大がかりな計画をいう。 『論語』に出てくる孔子の一言で、「巧言は徳を乱る(口のうまさは人の正しい心をそこなう)」という一文のすぐあとに続く。 ほぼ同じ意味を表す句として「小を忍ばざれば大事成らず」もある。 |
| 例文 | 大会を前にした大切な時期だ。相手の挑発に乗って退場にでもなったら元も子もない。小忍ばざれば則ち大謀を乱る、ここはぐっとこらえよう。 |
| 出典 | 『論語』衛霊公 |
| 異形 | 小忍びざれば則ち大謀を乱る(しょうしのびざればすなわちたいぼうをみだる) |
| 場面 | 戒めの言葉 / 我慢 |
| 使用語彙 | 則ち |
| 使用漢字 | 小 / 忍 / 則 / 大 / 謀 / 乱 |
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 一文銭も小判の端(いちもんせんもこばんのはし)
- 炒り豆と小娘はそばにあると手が出る(いりまめとこむすめはそばにあるとてがでる)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 鵜川の小鮎(うかわのこあゆ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛の小便(うしのしょうべん)
「忍」を含むことわざ
- 堪忍五両、思案十両(かんにんごりょう、しあんじゅうりょう)
- 堪忍五両、負けて三両(かんにんごりょう、まけてさんりょう)
- 堪忍の忍の字が百貫する(かんにんのにんのじがひゃっかんする)
- 堪忍は一生の宝(かんにんはいっしょうのたから)
- 堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる)
- 御意見五両、堪忍十両(ごいけんごりょう、かんにんじゅうりょう)
- ならぬ堪忍、するが堪忍(ならぬかんにん、するがかんにん)
- 忍の一字は衆妙の門(にんのいちじはしゅうみょうのもん)
- 抜き足差し足忍び足(ぬきあしさしあししのびあし)
- 人目を忍ぶ(ひとめをしのぶ)
「則」を含むことわざ
- 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ(あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ)
- 衣食足れば則ち栄辱を知る(いしょくたればすなわちえいじょくをしる)
- 木強ければ則ち折る(きつよければすなわちおる)
- 驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば則ち亦之に及ぶ(きはいちじつにしてせんりなるも、どばもじゅうがすればすなわちまたこれにおよぶ)
- 尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず(ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず)
- 先んずれば則ち人を制す(さきんずればすなわちひとをせいす)
- 月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく)
- 根浅ければ則ち末短く、本傷るれば則ち枝枯る(ねあさければすなわちすえみじかく、もとやぶるればすなわちえだかる)
- 人衆ければ則ち狼を食らう(ひとおおければすなわちおおかみをくらう)
- 兵強ければ則ち滅ぶ(へいつよければすなわちほろぶ)
「大」を含むことわざ
- 諍いをしいしい腹を大きくし(いさかいをしいしいはらをおおきくし)
- 一滴舌上に通じて、大海の塩味を知る(いってきぜつじょうにつうじて、たいかいのえんみをしる)
- 犬になるなら大家の犬になれ(いぬになるならおおやのいぬになれ)
- 井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 独活の大木(うどのたいぼく)
- 瓜の皮は大名に剝かせよ、柿の皮は乞食に剝かせよ(うりのかわはだいみょうにむかせよ、かきのかわはこじきにむかせよ)
- 江戸っ子の往き大名帰り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- お家の一大事(おいえのいちだいじ)
「謀」を含むことわざ
- 朝に夕べを謀らず(あしたにゆうべをはからず)
- 甲由田申は筆者の誤り、十点千字は継母の謀(こうゆでんしんはひっしゃのあやまり、じってんせんじはけいぼのはかりごと)
- 小忍ばざれば則ち大謀を乱る(しょうしのばざればすなわちたいぼうをみだる)
- 大功を成す者は衆に謀らず(たいこうをなすものはしゅうにはからず)
- 謀は密なるを貴ぶ(はかりごとはみつなるをたっとぶ)
