慈悲は上から情けは下から
ことわざ「慈悲は上から情けは下から」の意味・読み方・異形などを解説します。
慈悲は上から情けは下から
じひはかみからなさけはしもから
| 言葉 | 慈悲は上から情けは下から |
|---|---|
| 読み方 | じひはかみからなさけはしもから |
| 意味 | かわいそうに思って救いの手を差しのべる心は、立場が上の者から下の者へと注がれ、相手を気づかう温かい心は、立場が下の者から上の者へと寄せられるということ。
「慈悲」は人をあわれんで助けようとする心で、もとは仏教の言葉。「情け」は相手の身になって思いやる心。上と下とで、互いに向け合う心の種類がちがうことを対にして述べた言葉。前の半分だけを独り立ちさせた「慈悲は上から」は、上の者が下の者にかける慈悲のことだけを指す。 |
| 例文 | 工場長は若手の暮らしまで気にかけ、若手は工場長の体調をそっと気づかう。慈悲は上から情けは下からで、あの職場は上下の心がよく通い合っている。 |
| 異形 | 慈悲は上から(じひはかみから) |
| 場面 | 目上の人 / 思いやり |
| 使用語彙 | 情け |
| 使用漢字 | 慈 / 悲 / 上 / 情 / 下 |
「慈」を含むことわざ
- 干天の慈雨(かんてんのじう)
- 慈悲は上から情けは下から(じひはかみからなさけはしもから)
「悲」を含むことわざ
- 兎死すれば狐これを悲しむ(うさぎしすればきつねこれをかなしむ)
- 嬉しい悲鳴(うれしいひめい)
- 悲しい時は身一つ(かなしいときはみひとつ)
- 希望は悲しい時の最上の音楽(きぼうはかなしいときのさいじょうのおんがく)
- 財少なければ悲しみ少なし(ざいすくなければかなしみすくなし)
- 白き糸の染まんことを悲しむ(しろきいとのそまんことをかなしむ)
- 楽しみ尽きて悲しみ来る(たのしみつきてかなしみきたる)
- 智を増す者は悲しみを増す(ちをますものはかなしみをます)
- 悲鳴を上げる(ひめいをあげる)
「上」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げ潮に乗る(あげしおにのる)
- 上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 顎が干上がる(あごがひあがる)
- 梓に上す(あずさにのぼす)
- 頭押さえりゃ尻上がる(あたまおさえりゃしりあがる)
- 頭が上がらない(あたまがあがらない)
- 頭に血が上る(あたまにちがのぼる)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
「情」を含むことわざ
- 悪女の深情け(あくじょのふかなさけ)
- 仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)
- 一死一生乃ち交情を知る(いっしいっせいすなわちこうじょうをしる)
- 今の情けは後の仇(いまのなさけはのちのあだ)
- 鬼の閉てたる石の戸も情けに開く(おにのたてたるいしのともなさけにあく)
- 恩の腹は切らねど情けの腹は切る(おんのはらはきらねどなさけのはらはきる)
- 海棠の雨に濡れたる風情(かいどうのあめにぬれたるふぜい)
- 歓楽極まりて哀情多し(かんらくきわまりてあいじょうおおし)
- 昨日の情今日の仇(きのうのじょうきょうのあだ)
- 今日の情けは明日の仇(きょうのなさけはあすのあだ)
