銭無き男は帆の無き舟の如し
ことわざ「銭無き男は帆の無き舟の如し」の意味・読み方・異形などを解説します。
銭無き男は帆の無き舟の如し
ぜになきおとこはほのなきふねのごとし
| 言葉 | 銭無き男は帆の無き舟の如し |
|---|---|
| 読み方 | ぜになきおとこはほのなきふねのごとし |
| 意味 | 手元にお金のない男は、望みがあっても自由には動けず、周りの事情に振り回されて暮らしていくよりない、という言葉。
帆は風を受けて舟を進めるための大きな布で、これがないと舟は目指す方へ進めず、ただ流れのまま水の上を運ばれるだけになる。お金を帆に、人を舟になぞらえた一句。 物事を始めるにはまず金が要るとする言葉に先立つ物は金があり、逆に金を持つ者の力を述べた言葉に銭ある時は鬼をも使うがある。 |
| 例文 | 店を持つ夢はあるが、貯金が底をついた今は親方の言うままに働くしかない。まさに銭無き男は帆の無き舟の如しだ。 |
| 異形 | 銭なき男は帆なき舟の如し(ぜになきおとこはほなきふねのごとし) |
| 場面 | お金 / 貧乏・貧しい / 金の力 |
| 使用漢字 | 銭 / 無 / 男 / 帆 / 舟 / 如 |
「銭」を含むことわざ
- 悪銭身に付かず(あくせんみにつかず)
- 阿弥陀も銭で光る(あみだもぜにでひかる)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 案じてたもるより銭たもれ(あんじてたもるよりぜにたもれ)
- 一文銭で生爪剝がす(いちもんせんでなまづめはがす)
- 一文銭も小判の端(いちもんせんもこばんのはし)
- 一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)
- 江戸っ子は宵越しの銭は持たぬ(えどっこはよいごしのぜにはもたぬ)
- 親子の仲でも金銭は他人(おやこのなかでもきんせんはたにん)
- 親と子供は銭金で買われぬ(おやとこどもはぜにかねでかわれぬ)
「無」を含むことわざ
- 味無い物の煮え太り(あじないもののにえぶとり)
- 有って地獄、無くて極楽(あってじごく、なくてごくらく)
- 有っても苦労、無くても苦労(あってもくろう、なくてもくろう)
- 網無くして淵にのぞむな(あみなくしてふちにのぞむな)
- 怪しきを見て怪しまざれば怪しき事無し(あやしきをみてあやしまざればあやしきことなし)
- 有りそうで無いのが金、無さそうで有るのが借金(ありそうでないのがかね、なさそうであるのがしゃっきん)
- 有るか無きか(あるかなきか)
- 有るは借銭、無いは金(あるはしゃくせん、ないはかね)
- 言う者罪無くして聞く者戒しむるに足る(いうものつみなくしてきくものいましむるにたる)
- 家に無くてならぬものは上がり框と女房(いえになくてならぬものはあがりがまちとにょうぼう)
「男」を含むことわざ
- 青菜は男に見せな(あおなはおとこにみせな)
- 東男に京女(あずまおとこにきょうおんな)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 一金二男(いちきんになん)
- 一生添うとは男の習い(いっしょうそうとはおとこのならい)
- 色男、金と力はなかりけり(いろおとこ、かねとちからはなかりけり)
- 大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね)
- 大男の殿(おおおとこのしんがり)
- 男が廃る(おとこがすたる)
- 男が立つ(おとこがたつ)
「帆」を含むことわざ
- 得手に帆を揚げる(えてにほをあげる)
- 追風に帆を揚げる(おいてにほをあげる)
- 尻に帆を掛ける(しりにほをかける)
- 船は帆でもつ、帆は船でもつ(ふねはほでもつ、ほはふねでもつ)
- 舟は帆任せ、帆は風任せ(ふねはほまかせ、ほはかぜまかせ)
- 帆掛け船に艪を押す(ほかけぶねにろをおす)
「舟」を含むことわざ
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 君は舟、臣は水(きみはふね、しんはみず)
- 車は海へ舟は山(くるまはうみへふねはやま)
- 小舟に荷が勝つ(こぶねににがかつ)
- 小舟の宵拵え(こぶねのよいごしらえ)
- 舟中も敵国(しゅうちゅうもてきこく)
- 積羽舟を沈む(せきうふねをしずむ)
- 高い舟借りて安い小魚釣る(たかいふねかりてやすいこざかなつる)
- 助け舟を出す(たすけぶねをだす)
- 中流に舟を失えば一壺も千金(ちゅうりゅうにふねをうしなえばいっこもせんきん)
