小舟に荷が勝つ
ことわざ「小舟に荷が勝つ」の意味・読み方・異形などを解説します。
小舟に荷が勝つ
こぶねににがかつ
| 言葉 | 小舟に荷が勝つ |
|---|---|
| 読み方 | こぶねににがかつ |
| 意味 | 自分の力では担いきれないほどの重い役目や責任を負う、というたとえ。手に負えない仕事を抱え込み、苦しみもがく姿にも用いる。
小さな舟にあふれるほど荷物を積み込むと、舟は今にも沈みそうになり、思うように進めない。そんな舟の姿を、実力の伴わない人が大役を任されたところに重ねて表した句。能力に比べて負担が重すぎることは荷が重い、受けた扱いが、わが身には立派すぎることは身に余るという。 |
| 例文 | 部員になって半年の私が部長を任されるなんて、小舟に荷が勝つようで、胸が押しつぶされそうだ。 |
| 異形 | 舟に荷の過ぎたる如し(ふねににのすぎたるごとし) |
| 小舟に荷が勝ったよう(こぶねににがかったよう) | |
| 小舟に荷の過ぎたる如し(こぶねににのすぎたるごとし) | |
| 場面 | 才能・能力 / 不相応・釣り合わない |
| 使用漢字 | 小 / 舟 / 荷 / 勝 / 過 / 如 |
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 悪の小なるを以て之を為すなかれ(あくのしょうなるをもってこれをなすなかれ)
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 一文銭も小判の端(いちもんせんもこばんのはし)
- 炒り豆と小娘はそばにあると手が出る(いりまめとこむすめはそばにあるとてがでる)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 鵜川の小鮎(うかわのこあゆ)
- 浮世は牛の小車(うきよはうしのおぐるま)
- 牛の小便(うしのしょうべん)
「舟」を含むことわざ
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 君は舟、臣は水(きみはふね、しんはみず)
- 車は海へ舟は山(くるまはうみへふねはやま)
- 小舟の宵拵え(こぶねのよいごしらえ)
- 積羽舟を沈む(せきうふねをしずむ)
- 高い舟借りて安い小魚釣る(たかいふねかりてやすいこざかなつる)
- 助け舟を出す(たすけぶねをだす)
- 中流に舟を失えば一壺も千金(ちゅうりゅうにふねをうしなえばいっこもせんきん)
- 同舟相救う(どうしゅうあいすくう)
- 呑舟の魚(どんしゅうのうお)
「荷」を含むことわざ
- 麻を荷って金を捨てる(あさをになってかねをすてる)
- 稲荷の前の昼盗人(いなりのまえのひるぬすびと)
- おじを見ると荷が重い(おじをみるとにがおもい)
- 重荷に小づけ(おもににこづけ)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
- 肩の荷が下りる(かたのにがおりる)
- 肩の荷を下ろす(かたのにをおろす)
- 言伝は荷にならぬ(ことづてはににならぬ)
- 誰でも自分の荷が一番重いと思う(だれでもじぶんのにがいちばんおもいとおもう)
- 知恵と力は重荷にならぬ(ちえとちからはおもににならぬ)
「勝」を含むことわざ
- あるはないに勝る(あるはないにまさる)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 言わぬは言うに勝る(いわぬはいうにまさる)
- 得手勝手は向こうには効かない(えてかってはむこうにはきかない)
- 男勝り(おとこまさり)
- 買うは貰うに勝る(かうはもらうにまさる)
- 勝ち馬に乗る(かちうまにのる)
- 勝ち鬨を挙げる(かちどきをあげる)
- 勝ち名乗りを上げる(かちなのりをあげる)
「過」を含むことわざ
- 過ちて改めざる是を過ちと謂う(あやまちてあらためざるこれをあやまちという)
- 過ちては改むるに憚ること勿れ(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
- 過ちの功名(あやまちのこうみょう)
- 過ちは好む所にあり(あやまちはこのむところにあり)
- 過ちを文る(あやまちをかざる)
- 過ちを観て仁を知る(あやまちをみてじんをしる)
- 過つは人の性、許すは神の心(あやまつはひとのさが、ゆるすはかみのこころ)
- 一朝の怒りに一生を過つ(いっちょうのいかりにいっしょうをあやまつ)
- 命に過ぎたる宝なし(いのちにすぎたるたからなし)
- 鰓が過ぎる(えらがすぎる)
