「幸運」に関連する故事・ことわざ・慣用句 — 77 件
「幸運」に関連する故事・ことわざ・慣用句を一覧で紹介します。各語を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。全77件を五十音順に掲載しています。
ことわざ一覧(五十音順)
開いた口へ牡丹餅(あいたくちへぼたもち)
努力もなしに思いがけない幸運がやってくること。
相手のさする功名(あいてのさするこうみょう)
相手の力が弱かったり、やり方が劣っていたために、思わぬ手柄を立てることのたとえ。「さする」は「してくれる」の意。
青い鳥(あおいとり)
幸せは遠くにあるものと思い込みがちだが、まことは身近にあって気づかれずにいるということ。 チルチルとミチルの兄妹が幸せを呼ぶという青い鳥を求めて夢の中の国々をめぐり、どこでも捕らえそこねて家に戻ると、飼っていた鳥こそがその青い鳥だったという筋書きによる。
与えるは受けるより幸いなり(あたえるはうけるよりさいわいなり)
人に対して恩恵を与えることが出来る立場や境遇にあることは、恩恵を受ける立場よりも幸福であるということ。
余り茶に福あり(あまりちゃにふくあり)
余っている物の中にも、思いがけずよいものがあるということ。
余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
最後まで残っている物の中には、思いがけずよいものがあるということ。
いい目が出る(いいめがでる)
物事が思い通りになること。運が向いてくること。 さいころ賭博(とばく)で、望み通りの目が出るということから。
いい目を見る(いいめをみる)
幸せな状態を経験すること。
一運二腰三拍子(いちうんにこしさんびょうし)
相場で儲けるのに要るものを順に並べた言い方。まず運、次に腰の強さ、最後に拍子。 「腰」は粘り、「拍子」は仕掛けどきの間合いをいう。運を第一に置くところに、思うにまかせない相場の性質が出ている。
一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
初夢に見ると縁起がいいとされるものを順に並べたことば。
一命を取り止める(いちめいをとりとめる)
あやうく死にそうなところで、かろうじて生き延びられる。
犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)
じっとしていない者は、それだけ何かに行き当たる。 もとは余計に出歩いて痛い目を見るほうを言ったが、いまは運よく拾い物をする側で使われている。 江戸いろはがるたの一枚。
鰯網で鯨捕る(いわしあみでくじらとる)
思いがけない幸運や収穫を得たりすることのたとえ。また、あるはずのないことのたとえ。
有卦に入る(うけにいる)
運が向いてきて、すべてがうまくいくこと。「有卦」は陰陽道でいう幸運が七年続くという年回りのこと。
兎の罠に狐がかかる(うさぎのわなにきつねがかかる)
思いがけない幸運や収穫を得ることのたとえ。
嘘から出た実(うそからでたまこと)
嘘として言ったことが、偶然事実となること。
埋もれ木に花咲く(うもれぎにはなさく)
長い間不運だった人に意外な幸運が訪れることのたとえ。また、世間から忘れ去られていた人が再び脚光を浴びて世に出ることのたとえ。 土の中に埋もれていた木に花が咲くとの意から。
運が開ける(うんがひらける)
幸運がめぐってきて、将来が明るくなること。
運が向く(うんがむく)
よい運がめぐってくること。
起きて働く果報者(おきてはたらくかほうもの)
健康で働けることは、何よりも幸せだということ。「果報者」は幸運な人の意。
男冥利に尽きる(おとこみょうりにつきる)
男としてこれ以上の幸福はないということ。「男冥利」は男に生まれた幸せ、「尽きる」はこれ以上はないという意。
愚か者に福あり(おろかものにふくあり)
愚か者は欲も野心もないので、人に恨まれたり憎まれたりすることもなく、平穏無事で幸福な人生を送ることができるということ。
女冥利に尽きる(おんなみょうりにつきる)
女に生まれた甲斐がここに極まった、と思えるほどの幸せに恵まれること。 「冥利」は知らぬうちに授かる神仏の恵みで、それを受け尽くしたというほどの言い方。
勝ちを拾う(かちをひろう)
勝てそうになかった勝負などで、運よく勝利を得ること。
果報は寝て待て(かほうはねてまて)
幸運は自然にやってくるものだから、焦らず気長に待つほうがよいということ。「果報」は、前世での行いの結果として現世で受ける報いのことで、本来は善悪どちらをも意味したが、しだいに幸運の意になった。
鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる)
好都合な状況が重なり、さらに良い結果が生まれることのたとえ。 鍋料理で用いる鴨が自ら葱を背負ってやってくるような、非常に都合の良い状況を表す言葉。 特にお人好しが自らの行動で他人に利益をもたらす場合によく使われ、略して「鴨葱」ともいう。
九死に一生を得る(きゅうしにいっしょうをえる)
まず生きて戻れまいという瀬戸際を切り抜けて、辛くも生き延びること。 「九死」は十のうち九まで死に傾いていること。残る一つの目に賭けて助かる意。
錦上に花を添える(きんじょうにはなをそえる)
申し分のないものに、いっそう見栄えのするものが添えられること。めでたい上にめでたさが重なる場合にもいう。錦の織地の上へ花をあしらうという、詩の一句から。
怪我の功名(けがのこうみょう)
過ちや災難と思われていたことが、偶然にもよい結果になることのたとえ。 「怪我」は、ここでは過ちや災難のこと。 過ちや災難が生んだ手柄との意から。 「過ちの功名」ともいう。
験がいい(げんがいい)
縁起がいいことのたとえ。 「験」は吉凶の兆しや前兆のこと。
現世安穏、後生善処(げんぜあんのん、ごしょうぜんしょ)
法華経を信じる人は、この世では安穏に生活でき、あの世ではよい世界に生まれるということ。
事なきを得る(ことなきをえる)
あわや大ごとという場面が、幸いにも何事もないまま収まること。
幸先がいい(さいさきがいい)
物事を行おうとした時によい兆しがあり、これから先が期待できる様子。
下地は好きなり御意はよし(したじはすきなりぎょいはよし)
もともと好きなところへ、相手から好意をもって勧められ、こんなに都合のいいことはないということ。
上昇気流に乗る(じょうしょうきりゅうにのる)
運が上向き、物事が順調に進むようになること。
捨て物は拾い物(すてものはひろいもの)
捨てられた物は、拾った者の得だということ。
俎上の魚江海に移る(そじょうのうおこうかいにうつる)
危機的な状況から脱して安全な場所に移ること。 まな板の上の魚が川や海に逃げるという意味から。 「俎」はまな板のこと。 「江海」は川や海のこと。
棚から牡丹餅(たなからぼたもち)
思いがけない幸運が転がり込むこと、何の苦労もせずに幸運を得ることのたとえ。 略して「棚ぼた」ともいう。
大吉は凶に還る(だいきちはきょうにかえる)
運が向くのはありがたいが、極みまで行けばあとは下るしかなく、かえって凶に転じる。 何ごとも真ん中あたりで足りているのがよい、という見方で、易の考え方から出た言葉。
付きが回る(つきがまわる)
運が巡ってくること。幸運が訪れること。
鶴は千年、亀は万年(つるはせんねん、かめはまんねん)
鶴は千年、亀は万年生きるということから、長寿でめでたいことをいう。
時に遇う(ときにあう)
好機に巡り合って幸運を掴むこと。
時を得る(ときをえる)
よい機会にめぐりあって栄えること。
毒薬変じて薬となる(どくやくへんじてくすりとなる)
有害なものが一転して有益なものになることのたとえ。また、同じ物が使い方によって、毒にも薬にもなることのたとえ。 「毒薬変じて甘露となる」ともいう。
濡れ手で粟(ぬれてであわ)
苦労せずに楽々と利益を得ることのたとえ。濡れた手で粟を掴むと、手に粟粒がたくさん付いてくることから。
願うに幸い(ねがうにさいわい)
願っているところに訪れる幸いという意味。
願ったり叶ったり(ねがったりかなったり)
自分の思いどおりになること。自分と相手の条件がうまく合うことで、希望どおりに物事が進むこと。
願ってもない(ねがってもない)
願ってもかないそうにないことが、幸運にも実現してありがたいと思うさま。
寝耳へ水の果報(ねみみへみずのかほう)
降ってわいたように突然訪れる幸運や、思いがけない幸せのこと。
残り物には福がある(のこりものにはふくがある)
最後まで残っている物の中には、意外によいものがあるということ。
早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)
人より先に起き出した者には、その分だけ拾えるものがある。 一度きりでは知れた額でも、積もれば侮れない。 「三文」は、数えるに足らない小銭のこと。 「朝起きは三文の徳」「早起きは三文の得」「朝起きは七つの徳」ともいう。
一山当てる(ひとやまあてる)
投機などで大きな利益を得ること。
不幸中の幸い(ふこうちゅうのさいわい)
不幸の中でも、いくらか救いがあること。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる(へたなてっぽうもかずうちゃあたる)
数多く試みれば、まぐれ当たりで成功することもあるというたとえ。 鉄砲を撃つのが下手な者でも、数多く撃てば命中することもあることから。
下手の真ん中、上手の縁矢(へたのまんなか、じょうずのふちや)
物事は、時のはずみで意外な結果になり得ることのたとえ。 下手な人の矢が的の真ん中を射抜いたり、上手な人の矢が的から外れて縁に当たったりするとの意から。
箆増しは果報持ち(へらましはかほうもち)
年上の女性を妻にすると幸せになるということ。「箆増し」は年上の女房、「果報持ち」は幸運・幸せの意。
坊主丸儲け(ぼうずまるもうけ)
仕入れも道具も要らない仕事は、入ってきた分がそっくり手元に残る。汗をかかずに得をしている、と横から皮肉る言い方。
間がいい(まがいい)
運が良いこと。タイミングや都合がちょうど良いこと。
見目は果報の基(みめはかほうのもとい)
「見目」は顔だち、「果報」はめぐりくる幸せ。 容姿の整った人は何かと引き立てられるもので、幸せを手にする糸口もそれだけ多いということ。
冥利に尽きる(みょうりにつきる)
その立場に身を置く者として、この上ない幸運に恵まれたと感じること。「冥利」は神仏から受ける恵み。
芽が出る(めがでる)
長く報われずにいた者が、ようやく世に出る足がかりをつかむこと。
目が出る(めがでる)
値段が驚くほど高い様子。また、激しく叱られる様子。目が飛び出るに同じ。 また、物事が思い通りになること。運が向いてくること。いい目が出るに同じ。
盲亀の浮木(もうきのふぼく)
出会うことがきわめて難しいことのたとえ。また、めったにない幸運にめぐりあうことのたとえ。 百年に一度海面に浮かび上がるとされる目の見えない亀が、海に漂う浮木の穴に入ろうとするが、容易には入れなかったという仏教の説話から。 「盲亀の浮木、優曇華の花」と続けてもいう。
勿怪の幸い(もっけのさいわい)
当てにしていなかったところから舞い込んだ運。こちらが仕掛けて引き寄せたのではなく、周りの事情や偶然が味方したために手に入った得をいう。
山が当たる(やまがあたる)
成功を期待した予想が的中すること。勘が当たること。 鉱山でうまく鉱脈を掘り当てるとの意から。
山を当てる(やまをあてる)
万一の成功をねらってやったことがうまくいくこと。 鉱山でうまく鉱脈を掘り当てるとの意から。
闇夜の提灯(やみよのちょうちん)
とても困っているときに、頼りにできるものにめぐりあうことのたとえ。 「闇夜の灯火」ともいう。
夢に牡丹餅(ゆめにぼたもち)
夢ではないかと思うような幸運が舞い込むことのたとえ。 「夢に餅」「夢に餅食う」ともいう。
酔いどれ怪我せず(よいどれけがせず)
酔っ払いは足もとがおぼつかないが、案外怪我をしない。我を忘れて無心な人は、大きな失敗をしないものだというたとえ。
両手に花(りょうてにはな)
人がうらやむものを両の手に一つずつ抱えている形。とくに男が女を左右に連れているさまをからかい半分に評していう。
我が世の春(わがよのはる)
物事が全て望み通りになる絶頂期。
禍も三年経てば用に立つ(わざわいもさんねんたてばようにたつ)
時が経てば、災いが幸いに転じることもある。どんなものでも、役に立たないものはないというたとえ。
禍を転じて福となす(わざわいをてんじてふくとなす)
降りかかってきたものを、そのまま材料に組み替えて、かえって得になる形へ持っていく。手をこまぬいて時の変わるのを当てにせず、こちらから仕掛けて筋を書き換える。
渡りに船(わたりにふね)
ちょうど入り用な折に、あつらえ向きの助けが向こうから差し出されること。 迷う間もなく飛び乗れるほど、間の合った話をいう。
笑いが止まらない(わらいがとまらない)
予想外の利益によって、嬉しくてたまらない様子。
笑う門には福来る(わらうかどにはふくきたる)
明るい声のする住まいには、人も話も寄ってくる。よい巡り合わせは、そういう場所を選んで舞い込むものだ。
笑って損した者なし(わらってそんしたものなし)
いつも明るくにこにこしている人は、他人に好かれ幸福を招くということ。
