「突」を含む故事・ことわざ・慣用句
「突」を含む故事・ことわざ・慣用句 — 25 件
悪態を突く(あくたいをつく)
相手に面と向かって悪口を言う。口汚くののしる。
頭を突っ込む(あたまをつっこむ)
興味や関心のある物事に関わりを持つ。仲間になる。また、深入りする。
意表を突く(いひょうをつく)
相手の予想外のことをしたり言ったりして驚かせる。 「意表」は、思いがけないこと。考えてもいなかったこと。
芋茎で足を突く(いもがらであしをつく)
思いもよらぬ弱者や無力な存在に足をすくわれ、失敗すること。 また、通常では考えられないような誇張された出来事のたとえ。 「芋幹」は「芋茎」、「衝く」は「突く」とも書く。 また、「長芋で足を突く」ともいう。
牛の角突き合い(うしのつのつきあい)
仲が悪く、何かにつけて争い合うこと。
兎の毛で突いたほど(うのけでついたほど)
きわめて小さいことのたとえ。 うさぎの細い毛の先で突いた程度との意から。
核心を突く(かくしんをつく)
物事のもっとも重要な問題点をするどく指摘することのたとえ。
片足を突っ込む(かたあしをつっこむ)
ある分野に少しだけ関わりをもつこと。
壁に突き当たる(かべにつきあたる)
大きな困難や障害にぶつかって、前に進めずに行き詰ること。
棺桶に片足を突っ込む(かんおけにかたあしをつっこむ)
死期が迫っていることのたとえ。
首を突っ込む(くびをつっこむ)
興味や関心のある物事に関わりを持つ。仲間になる。また、深入りする。
言言、肺腑を突く(げんげん、はいふをつく)
一語一語に誠意がこもっていて説得力があり、聞く人を深く感動させること。 「肺腑」は、心の底。 一つ一つの言葉が、聞く人の心に響くとの意から。 「衝く」は「突く」とも書く。
孔席暖まらず、墨突黔まず(こうせきあたたまらず、ぼくとつくろまず)
道を説くために各地を飛びまわることのたとえ。孔子と墨子はあちこち遊説して回って家に落ち着くことがなく、孔子の席は暖まることがなく、墨子の家の煙突は黒くすすけることはなかったということから。
篠を突く(しのをつく)
雨が強く降る様子。 「篠」は細い竹、篠竹のこと。 篠竹で突き立てるように激しい雨との意から。 「篠突く」ともいう。
重箱の隅を突っつく(じゅうばこのすみをつっつく)
どうでもいいようなつまらない所まで取り上げて、口うるさく言うことのたとえ。 「楊枝で重箱の隅をほじくる」「楊枝で重箱の隅をつつく」「小楊枝で重箱の隅をほじくる」「重箱の隅を突っつく」などともいう。
角水を突く(すみずをつく)
細かく調べること。 または、些細なことを取り上げて責め立てること。 「角水」は大工道具の一つで、水平の度合いを測る道具。 角水を用いて正確に測るとの意から。
底を突く(そこをつく)
貯めていたものが全て無くなること。 または、相場が下げ止まること。底値になること。
盾を突く(たてをつく)
逆らう。反抗する。敵対する。 防御物である盾を地面に突き立てて抵抗することから。
突っかけ者の人もたれ(つっかけもののひともたれ)
自分は何もしないで、他人を当てにして人任せにする者のこと。
角突き合わせる(つのつきあわせる)
仲が悪く、いつも争うこと。 特に身近な人同士の争いをいう。 角のある同種の動物が、互いの角をぶつけて争うとの意から。
天井を突く(てんじょうをつく)
相場がこれ以上上がらない最高の値になること。
突拍子もない(とっぴょうしもない)
言動などがその場に相応しくないこと。調子外れであること。
肺腑を突く(はいふをつく)
心の奥底に衝撃を与えることのたとえ。また、深い感銘を与えることのたとえ。 「肺腑」は肺臓のこと。転じて心の底のこと。 「衝く」は「突く」とも書く。 また、「肺腑を貫く」「肺腑を抉る」ともいう。
胸突き八丁(むなつきはっちょう)
山頂付近の険しく急な坂道。富士登山で、頂上までの八丁(約八七二メートル)の険しい斜面のことから。
牝牛に腹突かれる(めうしにはらつかれる)
油断していた相手に不意打ちされ、ひどい目に遭うたとえ。 雄牛に比べておとなしい牝牛に、突然腹を突かれることから。
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