「吐」を含む故事・ことわざ・慣用句
「吐」を含む故事・ことわざ・慣用句の一覧です。五十音順に表示しています。
仰いで唾を吐く(あおいでつばをはく)
他人に害を与えようとして、逆に自分がひどい目に遭うことのたとえ。 上を向いて唾をはくと、自分の顔に落ちてくることから。 「天を仰いで唾す」「天を仰いで唾する」「仰いで唾を吐く」などともいう。
息を吐く(いきをつく)
緊張などから解き放たれ、ほっとして一休みすること。
嚙んで吐き出すよう(かんではきだすよう)
怒りや不快な気持ちを抑えきれず、無愛想にものをいう様子のたとえ。
気炎を吐く(きえんをはく)
威勢のいいことを得意げに言うこと。また、意気盛んに議論を交わすこと。 「上げる」は「揚げる」とも書く。 また「気炎を吐く」ともいう。
気を吐く(きをはく)
威勢のいいことを得意げに言ったり、意気盛んなところを見せたりすること。
血を吐く思い(ちをはくおもい)
耐えられないほど辛く苦しい気持ちのこと。 または、ひどく悲しい気持ちのこと。
泥を吐く(どろをはく)
隠していた悪事などを、追及されて白状すること。
熱を吐く(ねつをはく)
言いたい放題にいうこと。大げさにいうこと。
吐いた唾は呑めぬ(はいたつばはのめぬ)
一度口から出した言葉は取り消すことができないというたとえ。発言には十分注意するようにとの戒めのことば。
吐いた唾を呑む(はいたつばをのむ)
一度言ったことを無責任にひるがえすこと。
反吐が出る(へどがでる)
その物事に対して酷く不愉快な気持ちになること。 または、一度飲み込んだものを吐き出すこと。
本音を吐く(ほんねをはく)
隠していた本当の気持ちを言葉に出すこと。
弱音を吐く(よわねをはく)
困難な状況などに耐えることができず、意気地のないことを言うこと。